若きカントの命を救った医者の言葉 | 人は誰もが幸せになるために生まれてきたんです

人は誰もが幸せになるために生まれてきたんです

まず、タイトルのことを信じてください。そして100%幸せになれる方法をひとつずつご紹介していきますので、自分に合った100%幸せになる方法に気づいてください。間違いなく必ず見つかります。
だって、「あなたは幸せになるためにこの世に生まれてきたのですから!」

 ドイツの大哲学者カントが、幼い頃に実際に経験したお話をご紹介します。

 私は、ひとつの言葉がもつ大きな力、そして人との縁の大切さを改めて感じさせていただきました。

 


 カントは、生まれながらひどい喘息持ちでした。


 17歳の時、町医者がやって来て、診てもらうことになりました。


 「皆と同じ人間に生まれながら気の毒だな。しかし、よく考えてごらん。世の中には心で勝手に悩みを作って悩んでいる人が多いんだ。心に形というものがないのに勝手に作ってしまうんだ。“僕はもう駄目だ、苦しい、悲しい、死にそうだ”という。いいかい、悩んでいるのは誰だい?足が悩んだり、お尻が悲しいって言うかな。悩んでいるのは心だよ。その証拠に、寝ている時には、悩みも、貧乏も、なにもないじゃないか」


 “なるほど”とカントは心の中で思いました。

 「しかしだ、心に形がないと言っても、昼間、起きている時は何かを考えているのが人間というものだ」

 「それもそうだ」とカントは身をのり出しました。


 「いいかい、ここが大切だよ。どうせ考えるなら、別の考え方をした方が良い。苦しくたって悲しくたって、何事も神様が与えた試練だと思い、苦しみ悲しみを喜びと感謝にかえて、心を明るく朗らかにするのだ。そうすると自然に運が開ける。そのように宇宙はできているのだよ、君には難しいかもしれないが、それで自然治癒力が出るのだ」


 カントは医者の言葉をかみしめました。

 「この体は神様から借りたものだ。人間は夜になるとこの体を返すわけだ。すると神様は、夜のうちに修理をし掃除をして、朝また人間に貸してくれるわけだ。分かるかい」

 カントはうなずきました。


 「苦しい苦しいと思っても、もともと体の悪いのは治らないよ。せいぜい、お父さんお母さんの心を痛めるだけだ。正直言うと、君の命はこのままだと、あと二年しかもたない。せめて今まで育ててもらったお礼に、人のいる所では、嘘でもいいから笑ってみなさい。


 人は何かの使命をもって生まれてきたのだ。ひとつでもいいから、何かのお役に立つ人間になることだ。君がやることは、お父さんお母さんの前では苦しい、悲しいということを言わないことが親孝行だ。わかったかい。あと君に効く薬はない。お帰り」


 17歳のカントは、医者の言葉を何度もかみしめました。

 “そうだ、今まで自分で自分の心を痛めつけていた。こんな体になったのは親のせいだと、責めてばかりいて感謝したことは一度もなかった。これからは感謝と喜びだ”と心に誓ったのでした。


 こうして、カントは病気を克服し、哲学者として80歳の天寿を全うしました。



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