自分が退職することを、昨日保護者の方に伝えました。
そして今日は卒園式。
私の中でも、ひとつの終わりの日。
そんな中、
お休みだったにも関わらず
花束と手紙を、お子さんと一緒に届けてくれた保護者の方がいました。
忘れもしない。
ここは、私にとって
第二の人生のスタートであり
原点に戻らせてくれた場所。
視点が変わり、
子どもたちや保護者の方を見つめる中で
「自分が大事にしたいもの」
「これからの軸」
それを整えさせてもらった、大切な一年でした。
その中で出会った
あるお母さんとお子さん。
以前、私が
「お子さんを産んでくれてありがとうございます。出会えてとても嬉しいです」
と伝えたとき
その方は、涙を流しながら
「本当は、この子を産むのを諦めようかと思っていたんです」
と話してくれました。
その言葉が、ずっと心に残っています。
子育てをしながら、働き、
不安や自分の出来なさと向き合いながらも
毎日を必死に生きている姿。
完璧じゃない。
むしろ人間らしくて、不器用で。
「言ってることとやってること違うな」
と感じることも、正直ありました。
でも
だからこそ
愛おしくて、かわいくて。
その方を通して私は
“待つこと”
“期待しないこと”
たくさん教えてもらいました。
そして今日いただいた手紙には
「先生に抱っこしてもらって、そのまま預けて
門をくぐるまで見送ってくれたのが印象的でした。
先生なら大丈夫、と思っていました。」
と書かれていました。
ああ、
ちゃんと伝わっていたんだな、と。
愛を受け取ってもらえていたんだな、と。
胸がじんわりあたたかくなりました。
直接は言えないこともある。
でもこうして、手紙という形で伝わる想いがある。
人それぞれの表現の仕方があって
どれも、とても美しい。
嬉しさと、あたたかさと、
たくさんの感謝を感じた一日でした。
