ミステリと言う勿れ

 

 

 

 

モジャモジャ頭の大学生の久能整(くのうととのう)が、独特の偏屈さで理屈を捏ねながら謎解きをしていくのがなんだか面白くて、テレビドラマからずっと観ていたというのもあり、俳優菅田将暉も割と好きなので映画も観てしまった。

横溝正史の作品は昔好きでだいたい読んでいたから、この「ミステリと言う勿れ」が横溝正史作品を少し意識しているもので、それをどう現代に生き帰らせるかって勝手に推測していたのも、急に映画が観たくなった原因だと思うけれど。

 

お話しの中に登場する新音(ねお)役の萩原利久の微妙な広島弁は少し鼻についたけれど、舞台となった狩集(かりあつまり)家とまつわる話、犬神家の一族のそれと、被らせてあるのもクスッと笑える。

 

なんだか久しぶりに横溝正史作品を読みたくなりました。