いつも恋愛の終わり方、別れ方が同じ
仕事で毎回、同じような辞め方をしてる
友人関係でうまくいかなくなるのは
だいたい同じこのパターン
本人も無意識のうちに繰り返してしまう
失敗のパターンがあります
もちろん無意識だから、自覚はないけれど…
ふっと振り返って思う
「前もそうだった、その前もだ…」
こういった人生でパターンになっていることを
精神科医エリック・バーンはTA(交流分析)の中で
人生脚本
と名付けています
この嫌な人生のパターンを
なぜ繰り返してしまうのでしょうか?
そこには本人も気づいていない
価値観があります
子供は生まれてから社会に出ていくまで
親や接する大人の姿を一生懸命見て
じっと、ずっと観察をして
そこからさまざまなことを学習していきます
そして感覚的に取り込んでいきます
そこには批判や評価はなく
無条件に無批判で取り込んでいきます
このたくさんの情報と体験のよって
より印象が強くなって子供の無意識に
大きな影響を与えていきます
ときに
「○○であるべき」
「○○しなくては」
こういった発想が、自然に無意識に
湧き上がってくることがあります
こうした価値観は
自罰的に働きやすいので注意です
自分を責め、否定的に考えてしまったり
相手を批判的に捉えてしまうので
結果的に自分が苦しくなっていきます
ヘトヘトに疲れてしまうかもしれません
多くの場合
問題になっている自分の価値観に気づいていませんし気づくことも簡単ではありませんが
その価値観に気づくことは問題が改善へ向かうための大きな一歩になります
私も昨年、久しぶりにこのTAテストを受けました
まさに自罰的傾向の結果がでました
幼いころの環境
両親の日常的な言葉
両親の価値観と生き方が
まさに投影されていました
人生脚本では、不公平や否定的な価値観のことを
「禁止令」と呼んでいています
その禁止令の代表としては
〇存在してはいけない
虐待や親からの否定が「生きていていい」と思えない
〇男(女)であってはいけない
「本当は女の子が欲しかった~」など母親のことばに根付く
〇成功してはいけない
子供の成功を素直に喜ばない、喜べないことが繰り返されると根付く
〇健康であってはいけない
普段は厳しいのに病気になると途端に優しくなる経験から、愛されるために病気がちになる
〇考えてはいけない
自分に欲しいものや欲求があっても「これにしなさい」と選択の余地を与えられず聞いてもらえないことが続くと「考えないと愛される」と思え、考えないで従順に従ってしまう
〇自然に感じてはいけない
笑う、泣くときに「静かにしなさい」と言われ続けると、無表情な子になる
〇完璧でなければならない
親から褒められることがほとんどない。兄と比べられると
「兄のようにしないと愛されない、今の自分では愛されない、完璧でないと愛されない」と思っていく
〇役に立たなければならない
幼い時から親などの愚痴を聞かされ続けたり、片親で手伝いをすると褒められる機会が続くと根付きやすい
といったものがあります
この禁止令(価値観)が人生にとって不都合であり、問題になっている場合、それが繰り返されるたびに自己否定感が増していってしまっています
改善方法として
生育過程で無意識に描かれてしまったこの人生脚本を
書き換えていくことができます
まずは、自分の掛かっている禁止令に気づくこと
私が気づかないうちに背負っていた透明な重い荷物、はめてしまっていた足首の見えない鎖に気づく
気付いたら、自分を否定したり、好きになれない価値観を緩めていきます
たとえば
「健康であってはいけない」→「健康であった方がいい」
「自然に感じてはいけない」→「自然に感じた方がいい」
「完璧でなくてはならない」→「完璧であった方がいい」
といった感じに緩めていきます
そのあとは「本当はどう生きたいのか」
を、しっかりみつめていくことも大切です
なかなか一人で行うことは難しいセラピーですのでカウンセラーと一緒に取り組むのはおススメですが
人生脚本を書き換えるこはできます
テストの診断に目を通しながら
「〇〇でなければならい」
「〇〇であるべき」
こんな思考が根っこにあるんだよね私
「ですよね、わかってますぅ」と納得しながら
そして
「〇〇であってもいい」
「〇〇であった方がいい」
「〇〇でなくても愛される」
そんな言葉を頑張ってきた自分にかけています
あなたは
どんな人生パターンを持っていますか?