介護のお話、ココロのお話

介護のお話、ココロのお話

介護福祉士として、心理セラピストとして感じたことを気まぐれに綴ります。

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さて、


今日はボランティアの方々による、

オカリナ演奏会

がありました。


わたしは、オカリナの音色をちゃんと聞いたのは、

初めてだったのですが、

オカリナの音色って、優しくて、とても心地良い音色で、

利用者の方と一緒に楽しませていただきましたо(ж>▽<)y ☆


利用者の方々も、身体を揺らし、手を揺らし、

オカリナの音色に乗せて、

昔懐かしい童謡を、

とても上手に歌われていました。




そんな中、

目を閉じて、しんどそうにしている利用者のBさん。


声をかけてみると、

「部屋で休ませて」とのこと。


演奏会が開かれたのが、

いつもはBさんが横になっている時間帯だったので、

ちょっと、きつかったかな、と思い、

お部屋に戻り、横になっていただきました。


横になったBさんは、

「私は、歌は好きなのよ。体が言うことを聞いてくれたら歌えるんだけど・・・」

と残念そうな表情で言われたので、


「大丈夫ですよ。Bさんのお部屋まで、オカリナの音が聞こえてきてますよ。

 オカリナの音を聞きながら、ゆっくりしてくださいね」


と、声をかけ、部屋を出ようとしました。


すると、


「私は、男ばかりの兄弟で、末っ子の女だったから、

 おやじに、女はなんでもできないといかんって言われてね、

 歌も、たくさん歌わされたよ」


昔のことを思い出して、

懐かしそうに、

先ほどよりも少しうれしそうな表情で、

話してくれました。


その後、Bさんは、

横になりながら、オカリナの音色に合わせ、

とても小さな声で歌われていました。







認知症によって、

見当識障害のある方でも、

昔の思い出話や、懐かしい話をすることで、

失ってしまったものを、過去に記憶の方法を使って、

取り戻すことができる。




「今」は、

できない事であっても、


「昔」は、

できていたことのほうが、多いかもしれません。


わたしたちの、

「今」の視点ではなく、


利用者さんの、

「昔」に視点に合わせたら、


いろいろな問題の

解決に繋がるかもしれませんね。