引き続き不思議体験の話



わたしが18の時可愛がってもらった祖母が亡くなりました。

祖母には5人の子供がいて

遺言で東京に住む長男に家を継いでほしいとあった

そうですが祖母の家は兵庫なので

東京のおじさんは今さら帰る事もできず

遺言は無効となって祖母の家をどう分けるか

兄弟の間で調停が始まりました。




調停はなかなか決着がつかず長引いたそうで

その頃から母にいろんな事が起るようになったそうです。



今でも覚えているのは

部屋で寝ていると誰かが入ってきて

母の寝ている布団をぐるぐる引きずるとか


おばあちゃんと2人で山道をもくもくと歩いて

お墓に着くんだけど

そのお墓に火花が散ってたとか

お墓の前の土から人の顔があらわrたとか



その頃の母はそんな話ばかりしていて

そう言う夢をみる度に兵庫までお墓参りに出かけていました。




そんなある日

わたしも祖母の夢を見ました。

いつもの祖母の家のいつもの祖母の部屋

とっても懐かしいその部屋に祖母は居ました。



そしてわたしと目が合うと

「あら」

と言ってほほ笑んだのです。



夢はそれだけでしたが

母に夢の話を伝えると

「おばあちゃん しゃべったんやね」

っと安堵の表情になりました。




それまでの祖母は夢に出てきても

決して話す事はなかったそう




調停の決着がついた時期との相互関係は

わからないけど

きっとあのとき祖母も安心して天国へ行ったんだな

と思ったのでありました。




祖母は子供が5人いたけれど

4番目の母と1番結びつきが強かったんだそう

母が身体が弱かったせいもあって

わたしも祖母によく面倒を見てもらっていました。




この話は後日談があって



祖母がなくなるちょっと前

掃除に来ていた母にお金の入った通帳を

「あんたにこれあげる」

と手渡したそうなんだけど

母はまさか祖母なくなるとは思ってもいなかったので

また今度もらうからとその時は通帳を返して

帰ってきたそうです。



間もなくして祖母はなくなってしまい

通帳のお金は葬儀などに使われてなくなってしまいました。




ところが・・・



祖母が亡くなった年の年末ジャンボ

わたしがお使いを頼まれて買ってきた宝くじが3等に当選




なんと祖母が母にあげる!と言った通帳t同じ金額が

当たったんですよ。

母たちはわたしに「運を持ってる」と言ってたけど

これはきっと祖母があの時渡せなかった通帳を

渡しに来てくれたんだなって

今でもそう思ってます。