多くの人が
「親の言葉に縛られている自分をやめたい」
「親の影響を断ち切りたい」
と思っています。
でも実は、
親の言葉を“消すこと”も、“否定すること”も不可能なのです。
なぜなら、
その言葉はあなたの人生の中で
・危険を避ける
・人とつながる
・生き延びる
ために、確かに役に立ってき瞬間はあるのだから。
親の言葉は、
あなたの中で「意味を持つ言葉」として
すでに学習され、体に染み込んでいます。
だから
「もう気にしない」
「忘れよう」
とすればするほど、逆に強く意識されてしまう。
これが
「親の言葉から自由になろうとして苦しくなる」
理由です。
#忘れようとするほど忘れられないパラドックス
「親の言葉“だけ”で生きる」とは何か
問題は、
親の言葉が残っていることではありません。
問題は、
人生の判断基準が、それ“だけ”になっていることです。
たとえば、
・ちゃんとしていないとダメ
・迷惑をかけてはいけない
・我慢するのが大人
・失敗してはいけない
こうした親の言葉が、
「今、この状況で本当に必要か?」
「今の自分の人生に合っているか?」
を一切検討されないまま、
自動的に適用され続けている状態…
それが、
「親の言葉“だけ”で生きている」状態です。
40代以降の生き直しとは
40代以降の生き直しとは、
親の言葉を消すことでも、反発することでもありません。
では、何を指すのか?
それは、判断基準を増やすことです。
親の言葉は、
「参考意見のひとつ」に降ろしていい。
その上で、
・今の現実はどうか
・自分はどう感じているか
・この選択は、自分が大切にしたい生き方に沿っているか
こうした基準を、
新しく人生に追加していく。
つまり、
親の言葉
+ 今の現実
+ 自分の感覚
+ 自分の価値観
で選べるようになる。
これが
「親の言葉“だけ”で生きるのを終える」
という意味です。
親の言葉を卒業する、ということ
卒業とは、
「なかったことにする」ことではありません。
・あの言葉は、当時の自分を守ってくれた
・でも、今の人生の運転席には置かなくていい
そうやって
役割を変えてあげることです。
40代以降の生き直しとは、
「親の声に従う人生」から
「自分で舵を取る人生」への移行。
親の言葉を持ったまま、
それに“従うかどうか”を選べるようになること。
これこそが、
親の言葉から自由になることではなく、
親の言葉“だけ”で生きるのを終えること。
この一文に込めた本当の意味です。
