10/11 THE BOOM 渋谷公会堂 祝!YAMAさん完奏!! | ココロール

ココロール

ココロといっしょに過ごす日々





当たり前のことなんだけど。

THE BOOMのベーシストは、
YAMAさんで、
ステージ下手にいて、
メロディアスなやさしいフレーズ弾いて、
ステップ踏んで、
歌も歌って、
ネックぶーんて震わせて、
ギタリストみたいにジャーンて決める。

その姿が最初から最後まで目の前にあるだけで、すごくすごくうれしくて、
隣で見てたYちゃんとがっちりハグしたいくらいだった。
当たり前のそのことに、誰彼かまわず感謝したい気持ちだった。

本人がいちばん悔しいはずだからって
なるべくそのことは考えないようにしてたけど
YAMAさんの姿がステージにはない、というのは、
やっぱりとってもとってもさみしかったんだよー。

渋公は、THE BOOMにとって、勝負の場だと、なんとなく思っている。

同じ東京でのライブでも、渋公とは何か違う。
MIYAが言う「ホーム」というのもあんまりピンと来ないんだけど、
初心を思い出せる場所、という意味では、そうなのかなー。

大きすぎないこのホールは、不思議な距離感がある。
体中で受け止めようとすれば、ぐっと近い。染みてくる。
ふっと心が離れてしまうと、遠い。何も響かない。
それこそ映画でも観てるかのような。

照明とか、音響とか、進行とか、出演者の調子とか、全部が理想通り打ち合わせ通りにスムーズにいくことだけがいいこととは限らない。
ライブは生ものなのだ。
そこで感じたことが全てだ。

昨日、このツアー4公演めで初めてやってくれた『気球に乗って』。
あんな風にまっすぐシンプルで力強いあの曲をすごく久しぶりに聴いた気がした。
初めて聴いた時のような、頭と胸をずがーんと撃ち抜かれたような衝撃で、息苦しかった。

いいライブだったなー…。
ていうのが、この日の率直な感想で、あまり表現が見つからない。

歌の持つパワーの大きさをとても感じたライブでした。




祝完走!カンパイ!!



ただいま。いいライブだったよ。