あるがままにすべてを受容し、今ここの自分を生きる

株本のぶこです。


昨日「あるがまま、今ここ指向アプローチ」セミナーの2回目が開催された。


今期はテーマに「グリーフ」を取り上げたことから、グリーフについてのレクチャー、オープンセッションなどがおこなわれた。


あるがまま、今ここ指向アプローチの概念として、日常から霊性までというのが軸になっている。


前回は、まさしく霊性レベルのオープンカウンセリングを観察しながら学んだが、今回は、日常レベルで活用できるグリーフにまつわるオープンカウンセリングを観察することに。


過去の体験、日常生活における出来事とそれにともなう感情を時間をかけて聴いていく。


徐々に語っているひとのなかに、感情が生まれ、言葉になっていき、そしてその感情が極まったところで、すべての思いが、あるひとつの言葉になって放出される。


そこから空気が変わった。


そしてラスト、ある種の気づきが起こり、さらにこれからの日常生活に活用できるヒントが生まれた。


グリーフの対象者であった人物への印象や思いが変化しただけでなく、日常生活での意識までもが変わり始めることを目の当たりにした意味は大きい。


最後に参加者が2人一組になって、エクササイズを実践してみた。


私とペアになった方とは私がカウンセラーの立場で話を聴いていく。


ベ―スはグリーフではあるが、選ばれたのは死別、喪失体験とはちょっと違って、生別体験。


今、現在の人間関係での問題(大小に関係なく)を導入部分で話してもらい、それに通じる感覚と、過去の体験を繋げていくことに。


当初はどういう展開になっていくか、まったく予測がつかなかった。


しかし、取り組み始めてすぐに思いがけない人物が浮上。


そこからどんどんとカウンセリングは進んでいく。


大事なことは一貫して、身体感覚を感じてもらいそれを言葉にしてもらうことである。


それによって、想像だにしない結果が生まれた。


ラストはやはり、現実の生活においてそれをどう活かしていくか。


それについても、しっかりと自覚、認識し、言葉にして終了することができた。


決して十分な時間ではなかったが、そのなかでもこれだけの結果、結論がでることに、私自身少し驚いた。


グリーフは死別、喪失体験ということで、日常生活とはちょっとかけ離れた、特殊な内容との印象を持たれやすいが、必ずしもそううではないことを、今回のセミナーで実感、確認できたように思う。


グリーフの範囲の広さを改めて知らされたセミナーだった。


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