【 報告:大人の発達障害Zoom】

 

本日10/23月、大人の発達障害をトークするzoomを行いました。8名でゆっくりお話しできましたよ。

 

そこで出た話をカンタンにシェアしますね。

 

 

ーーー

 

日時 2023/10/23月21:00~22:05

会場 Zoom

参加 8名

 

・発達障害というレッテルを貼られる

・発達障害という診断を言い訳、ごまかしに使っているような方もいて困る

・障碍者雇用という枠組みから外れたい、枠を飛び越えたい

 

・自分の特性を活かす

・発達障害から二次障害(PTSD、うつなど)を併発し苦しむ方も

・家族が診断を受けたが、自分自身もおっちょこちょい、物忘れなど多い

 

・障碍ではなく個性と思うようになった

・人間関係の距離感が分かりにくい

・障碍者雇用の枠組みで働くと自分に障害者という刷り込みをしているような

 

・障碍者であるという自己暗示

・失敗しても障碍者だから、とごまかす

・成長意欲がそがれる

 

・カベ

・就労移行支援施設という枠組みが広い

・障碍者の中にも、その診断を疑う方もいる(できるレベルが高い)

 

・枠組みに対する漠然とした疑問

・失敗は甘えか?それは違う

・障碍を言い訳にしたくない

 

・得意なことは得意。ダメなことはダメ。10人10色

・適材適所にはまるとすごい能力を発揮する

・人の名前は覚えられなくても、モノの組み立てはすごいスピードであるなど

 

・フォロー、サポートしてくれる人が周りにいるだけで違う

・健常者も会社や職場に合わないと転職するのだから

・会社からの依頼で発達障害疑いのある方のカウンセリングが増えている

 

・発達特性があっても傷つかないようにケア

・特性を把握する

・障碍者手帳を持つか

 

・障碍者手帳を持ったとしても会社に提示するかは本人の自由、判断

・支援の幅は手帳の有無で違う

・特性をわかってもらって責められないように、傷つかないように配慮してほしい。二次被害の防止

 

・できないことを説教されて落ち込む。悪循環

・できないこと=特性

・いじめられるのはダメなこと

 

・その職場にいてはいけない

・能力を活かす

・自分の特性を自分も親も周囲も理解していない

 

・学校でも普通科はいじめられる。芸術科などに行けたら特性を活かるはず

・親は普通科を希望。本人の希望を踏みにじって

・日々の就労に悩む発達特性の方は多い

 

・手帳を取るかどうか決められない、踏み出せない方も多い

・一般雇用なら最低賃金は確保される。福祉雇用だとそれを下回る

・お金を稼ぎたいなら一般雇用でないと

 

・職場も忙しくて特性を理解してくれない、余裕がない

・それにもかかわらず仕事を振られて、できなくてイライラ

・本人の気持ちは大切。葛藤がある

 

・一般雇用のメリットは、給料が普通。障碍者雇用より高め

・デメリットは、特性に合わない配属がされるとつらい。転勤、職場環境など悪いと厳しい

・障碍者雇用のメリットは特性を配慮してもらった配属、職場。サポート

・デメリットは仕事が簡単すぎる。給与が少ない。ひとり暮らしには不足

 

・上司が変わるだけで職場環境が変わる。

・上司がきっちりとしているか、だらしないか?職場ルールが明確か?

・時間管理

 

・友人、知人、職場などでの距離感

・SNSとリアル対面での距離感、ギャップ

・対面は緊張する

 

・2人だと話せるが、それ以上だと話せない。場面緘黙気味

・アスペルガーでIQ高めなことも。本人の意思を尊重

・失敗も経験

 

・リワーク(職場復帰、再雇用)

・SNSの文字・テキストコミュニケーションは難しい

・バーバル、ノンバーバル(言語、非言語)

 

・自己理解が大切

・デジタル化でノンバーバルコミュニケーションが減った

・表情見えない、SNSなどでは。リアルでもマスクで表情見えないことも

 

・表情硬いと言われる

・発達障害の方は人の表情を読み取れない方多い

・その一方、言語能力が高い方も

 

・コミュニケーションにおいて、「不快な思いをさせてしまいましたか?」と聞くスキル、勇気

・言葉で確認をする。

・相手に問う練習は必要

 

・自己理解とは得意、苦手の把握。Aは得意だが、Bは苦手

・苦手なこともさらに細部化。Baは苦手だが、Bbは得意、など

・上司に苦手なことをいうのをためらわない

 

・苦手は先に言っておく。そして助けてもらう。すると楽になる

・苦手なことを書いたメモを上司や職場に先に渡す。トラブル回避

・「どう?」と聞かれてもわからない。「AとBならどちらがいいですか?」という聞き方をしてもらう

 

・勇気は必要。トライする

・居場所作り

・会社としては障碍者雇用数を増やしたい。手帳を取ってもらうことで

 

・急なスケジュール変更が苦手

・カウンセラーに頼って工夫をする

・会社や上司に伝える例文を用意、準備しておく

 

・クセ、特性を支援してくれる人がいて改善できた。

・特性、苦手がわかれば改善できる

・自信がつく

 

・苦手をカバーして得意を伸ばす

・社会の「普通」のハードルが高くなりすぎていないか?

・超一流の方でもある特定分野は超一流だが、それ以外は超ひどいこともある

 

・社会の寛容さを拡大させる必要がある

・発達障害と診断がつくことで疎外感を感じることも

・レッテル貼り、偏見

 

・発達障害者にわかりやすい仕事の指示など

・上靴を洗っておいて、と指示したら、本当に洗うだけで干していない

・支援してね、というだけでは健常者でもなにをしたらいいかわからないことも

 

・カウンセラーに手伝ってもらう

・自分に関する取扱説明書を作る

・雑音が耳に入ると集中できない人は、会社にイヤフォンをする許可を得ることも

 

・向上心がすばらしい。勇気に向けてゆく

・コミュニケーションはみな悩んでいる(健常者も)

・つい自分視点で見て考えがち。

 

・立場が違うと違う考え方

・かみ合っていないと傷つく。素直にフィードバックして相手に改善してもらう。

・相手は気にしていないことも、相手の誤解も。自分の考えに固執しない。

 

ーーー

 

発達障害は社会的なトピックでして、関心を持つ方も多いですね。今後、月1程度でzoomを開催しようと思っています。

 

発達障害の方の特性を生かして、有効に働いていただく、社会の居場所を作っていただくことは大切ですね。

 

 

その前提で社会にその余裕があるのがいいのですが、いまの企業や職場にその余裕があるのか。。。

 

 

ジレンマを抱えながら我々は進むしかありませんね。

 

なお、ご参加いただいたカウンセラーさん2名の連絡先は下記WEBサイトに掲載してあります。ご覧ください。