初めてブログを書くのに重い話。

私は現在40歳です。これから書くのは闇の部分。ずっとずっと引っかかっていて、苦しくて苦しくて今でも何が正解だったのか分からない答えが出ない記憶。

今から遡ること24年前に私は双子を妊娠しました。16歳、高校1年生でした。
相手は40歳くらいの母の交際相手でした。私は中学2年生の時にその男性にレイプされ、この事を母に言うぞと脅され、ことあるごとに呼び出され性的虐待を受けていました。

異変が起きたのは高校生になってすぐの頃でした。28日周期できていた生理が止まったこと、吐き気が襲い、食欲がなくなってもしかして、とその男に連れて行かれた病院でエコーにうつるピコピコと先生の3ヶ月ですね、双子ですよ。の言葉に頭が真っ白になりました。

私を犯し続けるこの男の子供を妊娠してしまった!どうしよう!母には言えない!殺される!私の頭の中は赤ちゃんより母に殺される、ただそれだけでした。

人工中絶をするのにあまり時間は残されていませんでした。男は保険証がなくても中絶してくれる医者を探すと言い、私は産む選択は絶対ないと思ったので同意しました。

男からの連絡を待つ間、1日、2日、1週間と日が経つにつれ、私の気持ちに変化がありました。憎いあの男のだけど赤ちゃんに罪はない。双子にもう一度会いたいな。男性とお付き合いした事もない私がすっとばして母になるなんてありえないけど、まして未成年で産むなんてありえないけど、とても複雑な気持ちだったのを覚えています。

手術当日、よく覚えていませんが全身麻酔で赤ちゃんをかき出す手術をすると説明を受けてもう一度、位置の確認のためにエコーを見ました。やっぱり嫌だと泣いたのを覚えていますが麻酔がかけられ気が付けば手術は終わっていました。

麻酔から覚めるとお腹がとても痛くて立つことも出来ず、看護師さんに連れられてトイレで気持ち悪さから胃液を吐き続けました。

男は医師の説明を受け、後日また私と来院するように言われていましたがその後病院に連れて行ってくれる事はありませんでした。

私の赤ちゃん、ごめんね。こんな男の子供でも私は今でも、手術をしたあの日からずっとずっと後悔しています。私の選択肢はあれしかなかった、そう言い聞かせても本当にそうなのか・・未だに分からず涙が出ます。