彼の両親は日本語も英語も話せないので意思疎通はジェスチャー付き。違いの両親との間で通訳してくれる彼が席を外すと会話が成り立たなくなり、実際はドキドキ…。しかし、おもてなしが好きなうちの母は、異文化交流にワクワクで全く平気。終始ルンルンしていた。彼母もほんわかした人でずっと笑顔でいてくれた。案ずるより生むが易しで…食事の時に父が用意していたお酒を交わすと、彼の父も緊張が多少解れてきた様で…空気が更に和み始めた。
うちで3~4時間くらい過ごした後、私と彼で成田空港まで彼の両親の帰りを見送りに行った。チェックインゲートで私達は両親の通過をスロープ越しに最後の最後まで見守っていた。無口な私の横にいる彼を見ると…涙ぐんでいる…。11年以上振りに両親とゆっくり時間を過ごしたから、、、そりゃそうだよね…と思い彼の大きい背中をゆっくり撫でた。すると彼は「余計(涙が)出るからやめろ!」と言い即座に避け、涙を見せないようにグッと力を入れて堪えていた。
親思いの彼。ずっと両親がそばに居ない時でさえ、日々の言動、行動からもその気持ちが見える。そしてこの機会、彼はどんな面倒も疲れも厭わず、精一杯の親孝行をした。