1月22日(金)~24日(日)
まずは、金曜日の採血結果から。
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【血球】
・白血球 0.5 → 0.05 (正常範囲より低い)
・ヘモグロビン 8.8 → 7.4 (正常範囲より低い)
・血小板 89 → 37 (正常範囲より低い)
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完全に底ですね。
私が長い闘病生活で経験した中でも最も白血球が低い数値が出ました。
この週末は白血球はほぼゼロです。
末梢血でこれだけ少ないってことは。
抗がん剤は骨髄にもしっかり届いて、数は少ないけど生き残った白血病細胞を殺しきってくれたことでしょう
そんな免疫力ゼロの週末。
血小板は少ないので問答無用で週末輸血、ヘモグロビンはまだある方ですが、急激に下がってきたこともあるので、週末に輸血を入れておきましょう、ということで週末にダブル輸血になりました。
土曜に赤血球。
日曜に血小板。
気づいたんですけど
赤血球は「奈良」、血小板は「兵庫」でしたね。
恐らく、これも初めての経験です。
今までは全部「大阪」でした。
恐らく、コロナ禍で献血が減って、必死でやりくりされているんでしょう。
献血してくださる方、本当に感謝です
私のことがあってから、同期や仲のいい後輩が「献血に行ってきたよ」と連絡をくれることがあり、その度に泣きそうになります
その献血で、本当に救われている人がいるんだよ
ありがとう!
さて、体調です。
相変わらず、”異次元の下痢”に悩まされ続けております
今までの人生で食中毒とか、それなりに下痢も経験してきましたが、こんなに辛いのは初めてです
しかし、辛いなりに状況もわかってきたのでなんとか付き合っており、最初に経験した数日前よりは、精神的には落ち着いています。
私を苦しめるのは抗がん剤治療による遅発性下痢というヤツですね。
結局、アルケランが引き起こした粘膜障害のせいで、体が悪いものを出そうと頑張る・・・出すものがあろうとなかろうと、という話です。
おしっこもの方もスムーズに出ません
便の方が優先されて、下腹部が自分の意志とは無関係にギューッとひと通り収縮してから、初めておしっこが出る感じです。。
トイレに座って「肛門だか直腸だか知らんけど、そんなに収縮したってもう出すもんないっちゅーねん!」と心の中で叫びながら、脂汗かいて、唸っております。
映画やドラマでは世界の中心で愛を叫のかもしれませんが、現実はこんなもんです
ただ、ロペラミドという薬を使えばトイレに行く回数を減らすことができます。
結局、トイレに行ってしまえば苦しむのですが、この薬を1日2回を限度に内服することで、トイレに行く回数を減らすことができました。
24時間で10回を超えていたのが、5~6回くらいにはなりました。
この症状の根本的な解決には、やはり白血球の回復が必要なようなので、早い生着と生着したら少しでも早く白血球が増えるようにG-CSF製剤(グラン)を入れています。
その他の体調は変わりなしです。
日曜にもかかわらず出勤してくれたY先生が「非常に順調です」と褒めてくれるほど、下痢以外の合併症がありません。
時折、発熱しますが、ほとんどが37℃台、最大38.1℃で、それも寝たらすぐに下がりました。
一応、血液培養を出して、1日3回の抗生剤(セフェピム)の点滴が始まりましたが、12月のような悪寒がなく、自分の感覚的にも大丈夫だなって感じです
あるいは、12月の時と違って、抗生剤が効いているのかもしれませんね。
そして、先輩方の多くが悩まされた口内炎やのどの痛み。
これらが・・・一切ありません
現在、生着まで残り一週間、みたいなタイミングなんですが、これから出てくるんでしょうか?
口内炎に関しては「できそうな気配もあんまりありませんね~、クライオセラピーがかなり効いたってことかなー」なんて診察時にY先生が言ってました。
そうそう、エース級の中堅看護師さんが「私が見た中で、一番位クライオセラピー頑張ってた」と言ってくれましたからね。
効果を期待します
下痢は辛いですが想定の範囲内と言えば想定の範囲内。
このまま感染症を回避して、来週の生着を迎えたいものです。
当初の予定では、生着は移植から約2週間後ということで、29日です。
もう少し早く生着した先輩もいらっしゃいますし、ある看護師さんが「口から栄養を取れている人は回復早くて一気に元気になる印象がある」と言ってくれているので、ちょっとでも前倒ししたいですね
それでは、今日も皆様が健やかでありますように!