1月19日(火)~21日(木)
体調は明らかに、次のステージへ移りました。
新たなの苦しみとの闘いです・・・現在の苦しみは下痢です
主治医によると。
主にアルケランの副作用でこのタイミングで出てくるが、白血球減少も重なっているのでさらに悪化しやすい、ということのようです。
夜中、0時から6時までの間に4回トイレ、とかありましたね。
出すものがなければ、水が出る感じです。
お尻が切れるのもさることながら、体が一生懸命出そうとするのか、もう、下腹部からお尻の筋肉全体が痛くて自分のものじゃない感じです。。
タイミングを見て、下痢止めも使いながら凌ぐことにします。
吐きまくるのに比べたら全然マシなんですが、それでもまぁまぁ気力を持っていかれます・・・
もちろん、随時主治医には相談していて、「ちょっと酷そうなので、白血球の動きを見ながら使わないかもと言っていたG-CSF製剤を量を加減して使うことも考える」ということでした。
白血球を早く回復させることで、腸内細菌のバランスを元に戻すことができるから、だそうです。
とは言え、生着までまだ時間がありますからもう少しこの戦いは続きそうです・・・
それ以外はと言うと、一番苦しかった胃の不快感は相変わらずジワジワというか、ゆーっくり、ちょっとずつ回復しています。
胃の不快感はまだ治っていません。
でも、飲み込めない唾を吐く回数も随分減りました。
ちなみに、食欲は全くありませんが、食事は食べられていますし、ついにカップ麺&冷凍食品生活(妻の神チョイス連発)から、病院食に戻しました。
体重がどんどん減っていくので、そろそろ量(カロリー)も必要かな、と。
記念すべき病院食復活のランチ一発目は、ラーメンでした。
全く美味しくないんですけどね
にゅう麺とうどんだけでは飽きるでしょ、という栄養部さんの心遣いに感謝です。
あと、口内炎はまだできてないですね。
クライオセラピーの効果でしょうか?
先輩を見習ってちゃんとやったのがよかったかもしれません。
看護師さんにも「私が知る限り、一番ちゃんと頑張ってた」と褒めてもらったし
今後、血球が底の状態が続きますので感染症に注意ですが、今のところセーフです。
まだ、一度も発熱せず。
37.4℃が最高記録で、体感的にも熱が出ている感じはありません。
先輩方のブログを見ていると、喉が痛くなる方が多いみたいですが、今のところそれもセーフ
これからでしょうか?
その、血球の状況は水曜の時点でこんな感じです。
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【血球】
・白血球 1.4 → 0.5 (正常範囲より低い)
・ヘモグロビン 8.6 → 8.8 (正常範囲より低い)
・血小板 140 → 89 (正常範囲より低い)
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低いですね~!
ここから生着が予定される月末までの一週間位、底が続きます。
丁度、12月の大量キロサイド療法をやった時に高熱にうなされた血球の状況とよく似ていますね。
不可抗力的に食らってしまうものもあるかもしれませんが、悪寒は本当に辛いので、できる限り回避したいところです。
精いっぱい、「歯磨き、うがい、手洗い、消毒」を頑張ろうと思います。
血球が下がってきているので、この週末は血小板の輸血が必須、赤血球やG-CSF製剤は金曜の採血結果次第、ということになりそうです。
ちなみに、肝臓、腎臓などは非常に元気で問題ありません
抗がん剤投与後、それなりに苦しかったし、現在も下痢で苦しんでいる訳ですが、想定の範囲内と言えば想定の範囲内。
ここまで非常に順調に来ているという話を主治医のY先生がしてくれました。
その会話の中でふと気になったことが
私の場合、口からすぐに食事がとれて高カロリー輸液の点滴も回避できたってことは支持療法がよく効いたということなんでしょうねぇという私の問いに対して。
「そう思います、よく効いたって報告しておきますね」
報告しておきますってなんだっけ
それで思い出しました。
今回の自家移植、B大の臨床研究に参加していたんです。
それは、
アルケラン(一般名:メルファラン)を
造血幹細胞移植の前処置に使う時の嘔吐予防に
ジプレキサ(一般名:オランザピン)が役に立つかどうか
という研究。
このジプレキサという薬は、主にこころの病に使われる薬のようで。
不安を消したり、心を落ち着ける効果があるようですが、この薬には抗がん剤による吐き気の予防効果がある、ということがわかっています。
私の今回の治療では、何種類のも制吐剤を使っているのですが、このジプレキサを加えたことにより、アルケランの吐き気に関しては大幅に抑えられたのではないか、と。
実際、私が吐いたのは前半に利用したブスルフェクスによるものだろうと私も思っていますし、主治医の見立ても同じです。
こんなにも早く、口から食事が取れるようになったのは、少なからずこのジプレキサの影響もあるんだろう、と。
いやー、有難いことですね。
私の情報はB大の研修室のサンプルの一つとして扱われ、いずれは論文になって発表され、標準治療になるかも、ですね。
結局、血液疾患の治療というのは、こういうデータの積み重ねが大事なんですよね。
B大は4年くらいかけて200位の症例を集めるそうです。
それにしても。
毎日、「絶対に完治してやる、退院したらあれ食べて、これ食べて、ここに遊びに行って・・・」と日々前向きに過ごしているんですけど、終盤はこのジプレキサの影響で更に前向きになってたかもしれないですね
それでは、今日も皆様が健やかでありますように!