1月14日(木)~15日(金)

 

 

抗がん剤の投与は昨日で終わり、迎えた14日(木)。

クリーンルームへ引っ越しの日です。

 

この日・・・正直、記憶があまりないですあせる

相当、辛かったんだと思いますガーン

 

 

覚えていることと言えば・・・

 

・午前中の最後にシャワーを浴びたこと

・引っ越しは昼からしたこと

 

の2点だけです。

 

体を清めてキラキラからクリーンルームに向かったわけですが、何とか吐かずに済んだことを覚えています。。

 

ただ、それ以外はひたすら寝ていてぐったりとしていました。

この時点では上半身を起こすのも億劫でしたね。

 

 

そして、一夜明けて。

 

自家移植の当日を迎えます。

 

何の緊張も、何の感慨もなくえー汗

 

記事を書きそびれていますが、自家移植の主役は前処置の抗がん剤なんです

 

だから移植自体に特別な想いはありませんでした。

 

また、主治医のY先生お母さんが自信満々だったので、安心して任せきっていたというのもあります。

 

事前に、

 

・かなり沢山の造血幹細胞がいい状態で採取できていること

・移植自体は短時間(早ければ1時間以内)で終わる見通しであること

・移植はPICCで行うこと

 

を聞かされていました。

 

意外だったのは3つ目のPICCを使うということびっくりハッ

 

今は別の病院で活躍(修行)中のかつての担当医、若先生は「移植の時はPICC以外に針を刺します」と言っていた気がするんですが。

 

造血幹細胞が沢山取れていて状態がいい、みたいなことも判断材料だったかもしれません。

 

患者の立場からすると、PICCを使うということは、いよいよ輸血と変わりません。

なので、余計に移植自体に特別な想いはありませんでした。

 

 

そして、いよいよその時が時計

 

移植自体は14時開始でした。

 

事前に聞いていたのですが、ギャラリーは多めです。

 

Y先生と担当看護師さん以外に、研修医くん、そして学生さんが2名。

 

学生さんのうち1名は先日、まだ元気だった頃にお話させてもらった学生さんでしたが、更に1名追加。

個室とはいえ、結構狭い部屋なんで、”蜜”でしたニヤリ汗

 

 

さて、移植。

 

看護師さんはマメに体温、血圧、血中酸素などのバイタルチェックを行います。

輸血よりもうちょっと慎重かなぁ、くらいですね。

 

Y先生お母さんが学生さん向けに解説しながら自家移植スタート。

 

多分、造血幹細胞が保存されているところ始まって、自家移植の一連を学生さん達に教えながらだったんでしょうね。

 

しかも、作業は出来るだけ研修医くんにやらせながらなので、Y先生も大変ですニヤリあせる

 

移植と言っても実際はこんな感じです。

 

 

これがPICCに繋がっているだけ。

本当に輸血みたいな感じですよね。

あっさり終わりました。

 

結局、所要時間は1時間位。

採取する時の苦労に比べたら、移植自体は本当に楽チンでした口笛

 

皆さんがよく言われる「磯の香り波」は少ししたかな~という程度でしたニヤリ汗

 

移植後、最初の尿に壊れた血球が出るようなこともあるみたいですが、私は陰性でした。

 

 

何はともあれ移植は終わり。

 

あとは平穏無事に過ごして、生着を待ち、生着したら回復を待つだけです。

頑張りますグー

 

 

最後に、この時点での体調ですが。

 

吐き気、とまではギリギリいかない胃の不快感が続いています。

 

なんでしょう、関西の方言で言うと「えずく」って言うんですが・・・医学的に言うと「嘔吐反射」にいかない程度の不快感ニヤリ汗

 

とにかくこれが強烈で、基本、起きている間も横になってます。

体を起こすのが辛い感じ。

全ての気力を持っていかれるおばけくんので何をする気にもなりません。。

 

なので、注射や点滴の頓服の吐き気止めも使っている状態です。

特に決められた時間に飲む薬を吐くのが嫌だったので、予防的に使ってました。

 

食事と言えば・・・食べたのはフルーツの入ったカップのゼリーとか、森永inゼリーだけ。

固形物を食べる気にもならないし、その勇気もない。

 

 

ところが。

 

移植当日の移植直前。

抗がん剤投与後、初めて「お腹が空いた!」と思ったんですよね。

 

だから移植中も実はずっと空腹を我慢をしていました。

そして、麺類なら食べれる気がする・・・と思ってましたニヤリキラキラ

 

で、移植終了後、ミニサイズの「どん兵衛天ぷらそば」にチャレンジ。

そして完食!

 

記念すべき、高カロリー輸液の点滴回避に向けた一歩を踏み出したのでしたウインクチョキ

 

 

そう言えば、移植の時に見学していた例の学生さんが去り際に「この治療で完治することを願ってます」と言ってくれたんですね。

「もちろん、私自身が一番それを望んでいますし、貴女も立派なドクターになってください」と返しましたニコニコ

 

B大は外科のイメージが強いのですが、血液内科に興味を持ってくれたでしょうか。

彼女が一人前になる頃には、もっと沢山の白血病が「治る病気」になっている筈です。

 

 

世の中的にはCOVID19宇宙人くんが相変わらず猛威を振るっていますし、我々血液疾患を持った人間はハイリスクと言われているので心穏やかならぬ日が続きますが。

 

恐怖を煽るだけのマスコミにも騙されず、何かと批判ばかりするアホな人達にも惑わされず、しっかりと感染予防して日々を前向きに過ごしたいですね。

 

それでは、今日も皆様が健やかでありますように!ウインクパー