2021年1月6日
新年あけましておめでとうございます
2021年、初ブログです。
皆様、どのような年末年始を過ごされましたでしょうか?
私はクリスマスの日に退院し、自宅でしばらく大人しく過ごした後、寒波
を避けるタイミングで京都の実家に車で帰って
引きこもって年を越し
、元旦に墓参り
だけ行かせてもらってまた実家に引きこもり、4日の日に大阪に戻ってきました。
こんなに外に出ない、人と会わない年末年始は初めてじゃないでしょうか。
忘年会やら新年会のお決まりのイベントは全部ナシ。
2週間弱の休みでしたが、その分、家族とはゆっくり時間を過ごせました。
「人と会わなかった、出歩かず引きこもっていた」というのはもちろん新型コロナウィルス対策という面が大きいのですが、実は体調もあまり良くなかったので丁度よかった、という面があります
前回のブログで次女がアデノウィルスの感染を回避したと書いたと思うんですが、いわゆる”普通の風邪”はひいてしまったわけで、どーも、それを私がもらったようでした
年末、実家に帰る直前から喉が痛くなり、年明けごろから鼻水が出るようになりました。
体温が37℃を越えたら実家からでも救急外来に行かないとなー・・・と思ってましたが、結局一度も37℃を超えることはなく。
年明け3日頃からは咳と痰が出始めましたが、体もそこまで辛くありませんでしたし。
なので。
まぁ~、蜂蜜と生姜多めの生活してたら一週間くらいで治るだろう
と考えて、大人しく過ごし、・・・完治しないまま今日を迎えました
今日は何の日?
2021年1月6日、私のAPL再発の闘病生活も最終章、自家移植の入院の日です。
最後の入院ですね。
前回同様、テクテクと歩いて病院に向かいました。
今回も妻に付き添ってもらいましたが、12月の時ほどではないにせよ、ロビーはすごい人数です
しかし。
前回の反省を生かして、12月の退院時に病棟に相談をしていました。
1Fの受付が混んでたら、入院の受け付け終わってなくても病棟に来てもいい?と。
「この病棟でとーちゃん知らない人いないし(笑)いいよ~」って話になっていたので、妻を残して私は速やかに病棟に上がりました。
そうすると、すぐに病室に案内してもらえてラッキー
まぁ、病棟からしたらさっさと最低限の説明とか軽めの検査とか片づけたいんでしょうから、Win-Winだったんでしょうね。
結局、妻は前回ほどではないにせよ、1時間弱で受付を済ませてくれました。
妻には本当に感謝です
で。
身長、体重から始まって、体温、血圧などお決まりの検査が始まり・・・主治医のY先生はお昼直前の登場でした。
もちろん、体調のことを経緯も含めて詳しく話します。
ひょっとしたら「外来に来て欲しかった」って怒られるかな~とちょっとだけ心配しましたが、「あー、それくらいなら多分大丈夫ね」と一笑して、診察してもらい「まぁ、これなら大丈夫でしょ」で終わりました。
ホッ・・・
「2歳児相手にしてたら仕方ないよね~」とわかってもらえるあたりが有難い。
実際はその後、血液検査の結果を見て、頭部&胸部CTの検査と翌日の耳鼻咽喉科の診察が追加されましたけどね
その最初の採血の結果はこんな感じ。
白血球を上げるG-CSF製剤をいれていたので、あまり比較する意味はないけど、一応前回退院直前と比較しておきます。
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【血球】
・白血球 25.0 → 11.1 (正常範囲より高い)
・ヘモグロビン 10.8 → 11.1 (正常範囲より低い)
・血小板 93 → 347 (正常範囲)
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血小板は回復してますね。
ヘモグロビンは低めですが問題ないレベルです。
この病院の定める白血球の基準値は3.3-8.6ですから、白血球は高めです。
この白血球の約85%が好中球、数は約9,500です。
純粋に風邪によるものなのか、まだG-CSF製剤の影響が多少残っているのかは正直、読みづらい、とのこと。
ただ、炎症反応を表すCRPが2.91と高いのでウィルスと闘うために白血球が増えているのは間違いない、ということのようで。
この結果はY先生が思っていたよりCRPも高く、白血球も多かったのでしょう、念のためということでCTと翌日の耳鼻科の診察が入りました。
また、研修医の子の勉強という意味もあって、改めて治療内容とスケジュールの説明がありました。
自家移植の前処置=化学療法≒抗がん剤による治療は9日(土)から5日間です。
前日の8日から支持療法が始まりますが、概ねこんな感じ。
9日(土) 抗がん剤(ブスルフェクス)点滴(3時間)
10日(日) 抗がん剤(ブスルフェクス)点滴(3時間)
11日(月) 抗がん剤(ブスルフェクス)点滴(3時間)
12日(火) 抗がん剤(アルケラン)点滴(30分)
13日(水) 抗がん剤(アルケラン)点滴(30分)
14日(木) ※クリーンルームに引っ越し
15日(金) 自家移植(多分1時間以内)
約2週間後・・・1月末ごろに生着?
もちろん、抗がん剤以外にも、吐き気止めや感染症予防のための抗生剤など、副作用を抑えるための支持療法が抗がん剤治療中にずっとあります。
今回の主治医の説明で嬉しかったのは、採取した私の造血幹細胞移植がかなり状態が良さそうなので、移植自体も早く終わるし、生着もスムーズにいくことが予想される、ということ
要は「いいのがいっぱい採れた」ということです。
多分・・・あの2日目の採取、いらんくらいだったんですよ・・・きっと・・・まぁいいけど
当初考えていたプランでは、移植後、白血球を増やすG-CSF製剤(グラン)を使うことになっていたが、状況次第では、というか多分使わない、という説明がありました。
グランの副作用には前回悩まされた経緯があるので、使わなくて済むならそれに越したことはありません
さて、最後の抗がん剤。
今回使うブスルフェクスもアルケランも、アルキル系と呼ばれる抗がん剤で、初発の時に使ったアントラサイクリン系とはちょっと違うんですよね。
どっちも恐ろしい副作用がありますが、覚悟はできてます
どれくらい辛いかはやってみないとわかりませんしね。
もちろん、移植後に回復を待つ期間も苦しい時間が流れるでしょう。
辛すぎたらブログの更新が止まってしまうと思いますが、先輩方のように必ず蘇ってきますので、ご安心くださいませ
ちなみに、「自家移植、私は結構楽勝だったんですよね」って人を一人だけ知っていて、その人みたいにならんかなーと心の片隅でほんの少しだけ思ってます
6月から始まったこの「シーズン2」とも言える再発の闘病もいよいよ最終章、あと1ヶ月くらいの闘いになるでしょう。
またボチボチとブログを更新して参りますので、本年もよろしくお願いいたします
緊急事態宣言?みたいな暗いニュースが続きますが、皆様にとって幸多き年でありますよう、お祈りいたします
それでは、今日も皆様が健やかでありますように!