8月12日(水)
ボウズにして1ヶ月が経過しました。
んー・・・さすがに伸びボウズ、ちょっと見苦しくなってきました
寝ぐせがつくようになりましたね。
出来ればサッパリしたいのですが、新型コロナウィルス対策で原則として自宅以外の外出&家族以外の人と会うことNGなので、しばらくはこの伸びボウズで行くしかありません
体調は何故か・・・明らかに良くなっています。
今日は久しぶりに、一度も頭痛を感じませんでした
そして、食欲が結構あります。
随分前に妻が持ってきてくれたお菓子を食べたのですが、食べてからそう言えば久しぶりに間食だったな、と気づきました。
朝の散歩も久しぶりにしましたが、暑かったですね
病室にいたら感じることのできない”夏”を感じました。
というわけで副作用の影響が少ないので、「元気な病人」に戻りつつあります。
さて、今日は移植に向けた検査が立て続けにありました。
残る検査は「副鼻腔炎」と「虫歯」です。
まずは耳鼻咽喉科から。
午前中、APLの特効薬であるトリセノックスの点滴中に耳鼻咽喉科から呼び出しが入ったようです。
点滴やモニター(ミニ心電図みたいなもの)を付けたまま、診察を受けるのはさすがに無理なので、看護師さんに調整してもらいます。
私は少ない方ですが、各診療科との調整は看護師さんが一手に引き受けて調整してくれます。
あまり不快な思いをしたことがないのは、看護師さんがしっかりと調整してくれているからでしょうね。
結局、昼食を取って、モニターが外れた13時過ぎに診てもらう事になりました。
13時過ぎともなると、さすがに外来の患者数も減っています。
耳鼻咽喉科の外来受付をすませて、診察室の前で待ちますが患者は私一人でした。
昨日の外科と比べると、そこそこの時間を待たされましたが、私と入れ替わりに出てきたのは同世代の車椅子の入院患者さんでした。
耳鼻咽喉科って確かに色々あるよな~なんて思いました。
目まいの原因が耳にあるとかね。
診察室に入ると、これまた女性のドクターです。
この病院は本当に女性医師が多いなぁ、と思います。
「造血幹細胞移植を控えていらっしゃるんですね~。感染症の原因になるようなことがないかチェックしていきましょう!」
明るく爽やかな感じで好印象のドクターです。
まずは耳を見ます。
そして喉を見ます。
ここまでは「あ、そんな簡単に見るだけなんですね」という感じです。
今思えば、そりゃそうですよね、メインのチェックは副鼻腔炎ですから。
突然。
看護師さんが横からスッと出てきて複数枚のティッシュを渡されます。
「顔の近くに手で持っていてください、必要なら使ってくださいね」
え、は、はぁ、なにするんですかね?
「じゃ、鼻の中を見ますね。スプレーを入れます。ちょっと苦いかもしれませんが我慢して下さーい」
あ、これ知ってる、麻酔っぽいヤツやん・・・と思ったら、スチャっと小さな内視鏡を取り出すドクター。
えー、やっぱり!?カメラ使うの
インフルエンザの検査のようなものを想定していた私はちょっと驚きました。
迷わずカメラを鼻の中に入れるドクター。
「ちょっと気持ち悪いですねー、我慢してねー、はい、ちょっと息してみてくださーい・・・OKでーす、次、反対側みますねー」という感じで鼻の中を細い内視鏡がクリクリ動きます。
時間は結構短かったと思います。
カメラが抜かれて鼻をかんで終わり。
「すごくキレイで、特に問題ありませんので、その旨伝えておきますね~、お疲れさまでした~」
ということで終わりました。
人間ドックで鼻から胃カメラを入れた経験があるのですが、それの短い版みたいな感じで。
あんなコンパクトな鼻専用の内視鏡があるんですねぇ
病室に戻り、鼻の麻酔がまだ切れないな~気持ち悪い~なんて思っていると、今度は「歯科に呼ばれました~」と看護師さんが呼びに来てくれます。
歯科については、先生方と色々相談をしました。
保険の関係で、基本的には入院している場合、その病院で出来る限り面倒を見ることになるそうで。
ただし、歯科だけは例外で別の歯科医にかかっても問題ないという事でした。
最初の話では基本的にはかかりつけの歯科医があればそちらでチェックしてもらって構わない(むしろそうしてもらった方がいい)という事だったのですが・・・ここでも新型コロナウィルスの影響が。
面会や外出に関して、病院の方針を引き締めたばかりなので、フラフラと出て行ってもらうのは好ましくない、ということで、結局病院内の歯科で診てもらうことになりました。
歯科の初診料ってレントゲンとか撮るので高いですよね。。
だからいつもの歯医者に行きたかったんですが仕方ありません。
というか、そもそも高額医療費の中で面倒見てもらえるんでしょうか?健康保険組合のサポートは?
どなたかご存じでしたら教えてください
そして、歯科に到着。
そこそこの時間待たされます。
もちろん、入院患者ばっかりなんですが、外科より耳鼻咽喉科より断然、患者が多い
14時を過ぎてるのに、治療中の人1人、待ってる人1人、私の後に更に1人・・・。
そう言えば、歯科医の先生も(ちょっと気の弱そうな)女性でした。
簡単に事情を説明して、軽く見てもらって、レントゲンへ。
丁度いい運動だと思って地下の放射線科へ行きますが、ここでも少し待って、歯科に戻ってまた待って。
ようやく案内されて、レントゲンを見ながら解説されますが、
・目立ったものはなく、明らかな虫歯はなさそう
・奥歯、特に左の歯と歯の間が虫歯になりかけている、と言えなくもないので対処をした方がいいかもしれない
外科の時よりも、耳鼻咽喉科の時よりも私は冷静でした。
いやいや・・・言えなくもない&かもしれないじゃなくて・・・先生、結局どうしましょうか?
もうレントゲンも撮ってしまったし、どうせならしっかりとやってもらった方がいいんじゃないか、と考えていました。
・私は造血幹細胞移植を控えていて、相当厳しく虫歯の可能性を排除してくれと言われたこと
・血液内科の先生と相談していつもの歯科医ではなくここに来たこと
・9月4日までは化学療法があって入院予定であること(だから急がない)
を改めて伝えて、出来ればしっかり対応してほしいと伝えました。
今思うと・・・結構忙しいから、虫歯とも言い切れないものの対処はしたくなかったんでしょうね
私もできればいつもの歯医者に行きたかった。
でも、新型コロナウィルスのせいでこうなったので仕方ありません。
見るからに気の弱そうな先生にゴリ押しのお願いをするのは心苦しかったのですが
「では、わかりました・・・」と言っていただき、約一週間後にもう一度診てもらうことになりました。
一週間後にしか予約を入れられないってことは、やっぱりそれだけこの病院の歯科は忙しいんですね。
ちなみに、歯科医はお一人なんです。
私が診てもらっている時、隣の部屋で処置されていましたので歯科衛生士さんはいらっしゃるようでしたが。
・・・ということで、外科、耳鼻咽喉科、歯科と3つの事前チェックがひととおり終わって、歯科だけが延長戦になりました。
造血幹細胞移植に向けて、少しずつ進んでいる実感がありますね。
来週にはA大のサードオピニオンもありますので、ボチボチと頭の整理とアウトプットを始めようと思います。
関東地方にゲリラ豪雨というニュースも入ってきましたが、皆さん大丈夫でしょうか。
まぁ、悪いことばかりは続きませんので。
天気にもウィルスにも負けずにいきましょう。
それでは、今日も皆様が健やかでありますように!