2月某日。

 

勤務時間が4時間から6時間になり、数日が経過しました。

 

ん~、すごくストレスがかかっている状態もやもやなんだなぁ、と客観的に思います。

少し息苦しかったりしたので、あー・・・昔、超ハードだった時にこんな感覚味わったことあるなぁ~と思ったりしましたニヤリ汗

 

原因はよくわかりません。


・以前のようにパパっと仕事ができない自分に対するストレス

・本当はもっとバリバリ仕事をしたいのに短時間勤務ではできないストレス

・病気でキャリアが歪んでしまったことに対するストレス

・単に新しい職場の雰囲気が嫌いというストレス(入院中に新築のビルから築X十年というビルに職場自体が移転して通勤時間も10分遠くなったえーん

 

などなど・・・ストレスの原因を考えればキリがありませんし、恐らくはいろんなものが複合的にのしかかってきているんでしょうえー汗

 

「生きてるだけで丸もうけ」の筈だったのに、生きていると欲が出る。欲が出るからストレスがかかる、とそんな感じですグラサンあせる

 

 

さて、本題。

お金の話の第2弾、今回は保険の話です。

 

前回は、急性前骨髄球性白血病(APL)の治療にはそこそこお金がかかるけど、日本の保険制度と健康保険のお陰で治療費自体は結構救われましたよ、という話でした。

 

まぁ、それでも22.5万円かかっていますが、生きるか死ぬか、という病気の治療にしては安いものではないかと思っています。なんせ、治療期間は約250日ですから。

 

じゃ、多くの人が月々払っている各種保険はいらないの?という聞きたくなりそうですが、私としてはそんなことはありませんよ、と言いたい。

 

個人差がありますが、私は精神的に不安定な時に大部屋で過ごすことが無理で、個室に入りました。

よく「差額ベッド代」なんて言われますがこのお金は自分でかける保険でカバーするしかありません。

 

逆に寛解導入療法という生きるか死ぬか、という時期に大部屋で過ごすことのできる圧倒的に強いハートハートがあれば、民間の保険は不要だと思いますグッグラサン

 

 

私の場合はどうだったか、というと2つの保険が助けてくれました。

 

1.若い頃にかけた生命保険(いわゆる「死んだら保険」)の医療特約

2.1口1,000円程度の〇〇共済的な医療保険

 

それぞれどんなものだったかというと、

 

1=入院1日あたり5,000円(日数制限なし)

2=入院1日あたり10,000円(60日まで)

 

でした。

両方とも、非常にシンプルです。

 

結局、1が86.5万円、2が60万円、合計で146.5万円の保険金が出ました。

 

私が寛解導入療法で個室に入る決断をすぐにできたのは、自宅の妻と連携して保険の加入状況を調べてもらい、60日までなら15,000円は保険が出るので14,000円の個室料金をカバーできる、という事がわかったからです。

 

ふと思うんですが。一泊14,000円って下手なビジネスホテルより高いですよね。。無料の朝食がついている訳でもないのに…えー

 

 

で、結局どうなったかというと。

 

治療費:▲225,000円

個室代他:▲1,027,836円

保険金:1,465,000円

 

ということなので、212,164円がプラスです。

治療費もそして個室代もカバーできたことになります。

 

が、もちろん、家計がプラスになったのかというとそんなわけはありませんえーん

 

入院した人はわかりますが、入院すると普段の生活で必要のないものをたくさん買う必要があります。

 

例えば・・・ミニ心電図を付ける必要があるから、前がボタンになっているパジャマ。購入せずに病衣をレンタルするならそのレンタル代金もかかります。

抗がん剤でハゲる人は帽子だって必要です。女性なら必須でしょうし、ウィッグを買う人もいるでしょう。それらは健康だったら全く必要のないものです。

ネットが必要で、かつ病院の環境がよくない人はモバイルWi-Fiも必要です。

私はたまたま住んでいる家の近くに病院がありましたが、人によっては交通費だってかかります。

 

上記は一例ですが、有形無形、様々なものにお金がかかります札束ガーン札束

 

更に、収入面でもダメージがあります。

入院中、給料が100%出るという人は稀なんじゃないでしょうか。

同じ病室の人が収入がなくなってしまうから辛いとおっしゃってたのが思い出されます。

 

私は手厚いサポートをしてくれる会社に勤めていて、休んでいる間も給料が出ました。

が、それでも有給休暇を使い切った後は100%をもらえるわけではなく給料は下がりましたダウンので、これがなかなか家計にはダメージですショボーン

 

 

そこで必要なのが各種保険です。

 

振り返れば。

我が家では次女が生まれてから保険の見直しをしてまして、あとはがん保険に入るだけという状態になっていました。そして、病気が発覚したのはアフラックのがん保険に入ろうとしていた矢先の出来事でした。

 

元々、がん保険には入ろうと思っていたのです。

私は喫煙者タバコだったので、まぁ~いずれは肺がんにはなるかもな、と思っていましたのでニヤリ汗

 

もし、がん保険に入っていたら、一時金の50万円が出た他、無制限で入院1日当たり1万円が出た筈でした。だとしたら恐らく、地固め療法の期間もずっと個室に入っていたでしょう。

 

結果論ですが、私の場合は長期入院が前提となる白血病に罹患したので、がん保険に入っていた方がよかったなぁ、という事になります。

 

一方で、肺がんや胃がん等の早期発見みたいな話になると、手術してとっとと退院してしまうので、貯えがあれば医療保険だけでもカバーできるかもしれませんし、がん保険はさほど必要でないかもしれません。

 

古いデータしかありませんが、急性骨髄性白血病になる人は10万人に5~6人。長期入院が前提となる他の血液の病気を含めるとどんなものでしょうか。悪性リンパ腫とか。

 

それに対して備えるのか、備えないのか。

こういう病気を経験した私は、がん保険入っといた方がいいよ、と友人知人に言いまくってますが…冷静に判断する必要はあるかと思いますニヤリ汗

 

ただ、どれだけ健康に気を付けていても、がんになる時はなってしまう爆弾ので、何の備えもないというのは危険です。

 

ということで、保険の設計というのは本当に難しいですねニヤリ汗


多少、それに関連するのですが、後悔と言うか反省と言うか、あー、保険に関してこんなことを気を付けていればよかった、と思う点がありますので、これは改めて記事にしようと思います。

 

今日も、皆様が健やかでありますように!ウインクパー