5月9日(木) 15日目

あっという間に本日から3週間目突入。
「週」って誰が考えたんだろう?節目。節目には事件が起こる。
2週目に入るときには発熱し、抗生剤の点滴をし、発疹対策の薬が1錠増えた。

さて、3週目は・・・。

朝、採血。ちなみに朝の採血は6時です。


若先生がデータを持って回診に来てくれる。大体8:30に来てくれるが、データが間に合わないときは10時頃に改めて来てくれるか、先生にバトンタッチされる。先生は結構不規則です。外来があったりするので午後からの時もあります。

本日は若先生が改めて来てくれるパターンでした。

 

本日の採血の結果は・・・

 

・白血球の数が大幅に上昇。(5.7→8.1)
・白血球の中身を確認すると前骨髄球が大幅に上昇(6.5%→44.5%)これは抗がん剤投入した方がいいとされる基準値を上回る

・よって、ベサノイドによる分化誘導療法単独から抗がん剤の併用に変更します(多剤併用化学療法の併用)。こちらの治療に移行する方が予後がいいとわかっています。

・本日から早速開始しますが、抗がん剤治療を開始すると今度は白血球の数が著しく減少します。日常生活で触れるごく普通の菌にもダメージを受ける体になってしまいますので、無菌室(クリーンルーム)に入っていただくことになります

 

という事に。

 

野球野球に例えるなら、初回から3回までパーフェクトピッチング、上々の立ち上がりを見せた先発のベサイノイド投手が6回表にホームランを浴びて2失点えーん勝利投手の権利を持ったまま、リリーフのイダマイシン投手、キロサイド投手が登場、という所です。

 

ベサノイドだけでの分化誘導療法がうまくいくとベサノイド特有の副作用である分化症候群に気をつけておくのが中心で、それが回避できれば抗がん剤と比べて副作用が少なくて済む。なので、そうなったらいいなぁと思っていましたがてへぺろあせるベサノイドだけで処理できないレベルの前骨髄球が溢れてしまっているので仕方ありません。

 

多くの同じ病気を経験した先輩ブロガーさん達と同じように、私もクリーンルームキラキラに入ることになりました。抗がん剤を投与すると1週間くらいで抵抗力のない人になるので、引っ越しは来週からとのこと。期間は約3週間見ておいてほしい(5月いっぱい)、と先生。

 

クリーンルームやそこでの生活等については改めて書くとして、娘に"生で"会えるのはあと3日、そこから3週間のご無沙汰になりますえーんえーん

 

まぁ、化学療法(抗がん剤)の併用は決して悪いことではなくて、むしろ普通のことなのでしっかりと取り組んでいきたいと思います。できる事と言えば基本的にはおとなしく寝てることだけですが。副作用は人それぞれ。何がいつ出るかわかりません。

でも、要はこの1回戦に勝てばいいのです。ベサノイドは先発として十分な役割を果たしたので、しっかり寛解(パッと見大丈夫だね、というレベルになること)まで持って行きたいと思います。

 

午後から早速点滴が始まりました。吐き気止めをまずやって、イダマイシンとキロサイド開始。キロサイドは24時間です。ミニ心電図もぶら下げられ、一気に自由がなくなりましたショボーン汗

 

先生も、薬剤師さんも髪の毛が抜けるのは2週間後くらいで、薬をやめたらまた生えてきますからね、という話をされる。みんな気にして聞かれるから、先に話をするんでしょうねニヤリあせる

 

そして、夜は今日もチームのメンバーが来てくれました。わがままを言う私のリクエストをきいてくれて有り難い限り。仕事のことでは負荷をかけてしまって申し訳ないが、力強く頑張りますと言ってくれたので頑張ってもらいましょうニヤリキラキラ


やはり今回も一週間という節目に新たな動きがありました。

妻とクリーンルームの説明を受け、見学もしました。一歩一歩しっかりと完治に向けて進んでいこうと思います。