4月30日(火) 6日目
朝、看護師さんが忙しかったのか、少し遅めの採血。
8:30に若先生が朝来た時点では「今日は採血まだですか?」と聞いたくらいで、その時点では結果はわからず。
改めて、若先生がもう一度来て、データを説明してくれた。
・白血球、3日連続1.6で安定。
・血小板は53に下がっているものの、目標の50をキープ。
・フィブリノーゲンはまだ結果が出ていないが、Dダイマーが1.57と減少している為恐らく順調。
・実は最初から少し高かったAST、ALTという項目があるがこれは肝臓の酵素の数字でASTは正常範囲内に回復。よって、これも様子見。
・明日は採血もないので明後日の採血の結果次第で輸血をするかどうか決めましょう
という事でした。
普通に考えると・・・血小板は65→62(▲3)→58(▲4)→53(▲5)と
減ってきている血小板が目標値の50を割るので輸血をすることに
なるんだろうな。
昼前の11時頃に先生が来た。表情は明るい。
毎日の採血以外にも色々と検査結果があがってきています。
全ての検査結果が出たわけではありませんが、今のところ典型的な前骨髄球性白血病です。つまり、最初にご説明したと思うんですが、"ややこしい類い"ではないという事です。
「じゃあ、治る確率が高いんですね?」と聞くと「数ある白血病の中では対応し易いということですね、しっかりと治療していきましょう」
やっぱり正直で誠実な先生だ(笑)
検査の中には3週間位かかるものもあるようで、化学療法の計画書ができるのは連休明け直後というより、もう少し時間がかかるようだ。
連休明けには骨髄液も改めて採取して投薬の効果も確認するらしい。
ただ、先生の表情の明るさが安心感をくれた。
薬を飲んで寝てるだけだけど、治療を頑張ろう。
幸いにして自覚する体調に大きな変化はない。
強いて言うなら、とにかく眠い昔から、体調が悪くなると眠くなる人なのだが、突然眠気が襲ってくる。
薬のせいなのか、それとも体が眠りを求めているのか。
今日は私の両親が子守に来てくれて、その間に妻が買い物を済ませつつ、見舞いに来てくれた。
話をしているうちにウトウトしてしまった妻を見てものすごい負担をかけてしまっているな、と何とも言えない気持ちになった。
娘は2歳半と5ヶ月。長女ココはイヤイヤ期の真っ最中
一人で家事をして、子育てをして。それだけでも十分大変なのに、病院にくるという負担が追加されてしまっている。申し訳ない
家族が長期入院した時の家族のサポートというのは本当に大変で、振り返ってみると自分はいつもサポートを受けるばかりだった
家族の愛にいつも包まれて、ありがたいことです
妻が私の母が持ってきたという御札を持ってきた。母は「おんあびらうんけんそわか」と唱えなさい、と言う。大日如来様の真言ですね曾祖母も、祖母もお遍路さんに行った人なのでその影響が少なからずあるのか。(ちなみにうちは浄土宗)
よく見てみると御札は観自在寺のもので調べると観自在寺は薬師如来だ。じゃ「おんころころせんだりまとうぎそわか」と唱えるべきか?
でもまぁ、子を思う母親の心が染みる。まだまだ親孝行も半ばなので早く元気にならねば。
とにかく、病は気から。すがれるものはなんでもすがっておこう。
今日で平成が終わる。とてもいい時代だった。
最愛の妻と出会い、二人の娘を授かった。
最後の最後に大病を患ったが、生死をさまよう交通事故を経験して生還した時代でもあった。
多分、令和もいい時代だ。
私にとって令和は大病を克服することからスタートするのだから