4月28日(日) 4日目

結局、昨晩もあまりよく眠れなかった。
ずっとワーカーホリック的な生活を続けていたので、布団に入ったら泥のように眠り、目覚まし時計で飛び起きるという生活を続けてきた。大体、平日の睡眠時間は5~6時間。


ということは、普通なら22時に寝たら(飲み過ぎてトイレに起きない限り)4時までは寝るはずで、目覚ましがない分、5~6時位まで熟睡しそうなものだ。

それが3時位に起きて、ウトウトして、また4時30分位に起きる、みたいな感じでスッキリしない朝の時間が長い。

硬いベットのせいなのか、精神的に不安定なのか、それとも輸血や薬のせいなのか、初日のダメージうずまきからの不規則感から脱出してないのか汗

今朝も6時の採血から始まり、特に問題がなければ処置もない筈ですよと看護師さんから告げられる。そうか、世の中は日曜日だ。

今日は午前中に若先生じゃなくて先生が来た。
例によって、データで説明してくれる。

・白血球は1.6で"増えすぎていない"
・血小板は62で微減ながらも安定していると言える水準
・フィブリノーゲンはむしろ増加でよい傾向、Dダイマーも減少
DIC(播種性血管内凝固)のリスクは大幅に後退している

要は「いい治療のスタートが切れた」、という事らしい。
まずは一安心ニコニコ
体のチェックをして、出血のない事を確認し、
「今日は輸血の必要もありませんので、また明日チェックしましょう」
という事で本日は暇な一日が確定しました。
有り難い事だおねがい

まだ序の口とはわかりつつも、この病気の事と今の状態が少しずつわかってきたような気がする。
3日目のブログにも書いたように、要は先生が直近で一番心配していたのはDICで、それにならない為の輸血を行って、狙い通りの結果が出るかを見てたって事っぽい。

今日は初めて妻が自転車で二人の娘を乗せてきた。

私のいる病棟は子供が入れないので、地下の休憩スペース的なところで会う。長女ココは元気が有り余っていて走り回って大きな声を出すので休んでおられる他の患者さんの迷惑になると思ってハラハラしたけどガーン、概ねみんな温かい目で見てくれた照れ

あと、会社の同僚である人事のマネージャーが見舞いに来てくれた。一緒に仕事をする上司や部下以外で唯一彼だけには状況について連絡をしていて、給料はどうなるのかの解説や、様々な手続きについてアドバイスをもらっていた。頼りになるおっさんである。

 

彼は今の職場に来る前も同じ職場で仕事をした同士でもあるので心配してきてくれたのだ。
元気そうな顔を見せて少しは安心させられたかな。

 

どうせ暇だろうから、趣味に合うかどうかわからんが、と本を持ってきてくれた。

2019年本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」

https://books.bunshun.jp/sp/soshite-baton?cid=toppage

確かに趣味には合わなかったよ(笑)でもあっさり読破して、最後は不覚にも少し泣きました。年を取ると涙腺が弱くなりますあせる


4日目にもなると、また今日のように処置が少なくて自由な時間が多くなると、さすがに現実を受け入れ始める。

 

私は病気で入院しているのです。残念ながら。
 

ほんのちょっとでいい、家に、会社に行きたいと思うけどそれができないのが辛いなぁ。

あと、このゴールデンウィークに家族をどこにも連れて行ってやれない。動物園ゾウに連れて行ってやりたかった・・・。

さて、今晩はぐっすり眠れるだろうか。