2019年4月26日(金)
極端な寝不足で入院2日目が始まる。
おはようのLINEが妻から入る。
気分はどうだ、要るものはないか、予定がわかったら教えて・・・。
長女ココが朝、「とうちゃーん」って私を起こしに行った、とも。
そして、妻の方から個室にしよう、と提案。
妻は昨日の夕方の時点でいびき問題に気づいていたらしい。
でも、この病院の個室は1日あたり14,000円。
今まで頑張って仕事をしてきたし、貯蓄も全くないわけではない。
有給休暇もあるし、給料もいきなりはゼロにはならない。
しかし、半年とか、そんな期間になると相当な額になる。
ちなみに、昨年10月に次女が生まれたのをきっかけに生命保険を見直したばかりで、あとはがん保険だけ入るかどうか、入るならいつ入るか、という話をしていたところだった。
現在、入っている保険でいくらくらいカバーできるのか・・・。
結構大事なことなので、入院費や保険のことについても、改めてこのブログで触れられたらな、と思う。
妻と個室に入るべきか、そんなやりとりをしていたら、看護師さんに呼ばれる。
昨日できなかった検査の続き、まずはエコーに行ってくれ、と。
エコー検査から帰ってきて、妻に保険の書類を確認して欲しいと依頼すると、すぐに見つけてくれた。
どうやら、現在入っている保険で多少はカバーできそうだ。
不安は残りつつも、今の保険で全くサポートされないわけではないとわかったので、看護師さんに個室に移りたい旨を伝える。
1つ調整できそうなので、ちょっと相談して、また回答しますね、との事。
そして、カテーテルの処置が13時になることを告げられ、引き続き検査。
先生と会話して、本日の輸血は夕方になりそう、と教えてもらう。
輸血をする為の血液は病院で在庫を持たず、都度赤十字に発注するので、朝の採血結果を踏まえて輸血する場合、すぐに届いて午前中に輸血ということはあまりないとか。
そんな感じで朝からバタバタしていたらもうお昼。
食事を運んできてくれた看護師さんが、カテーテルの処置が13時から14時に変更になりました、と教えてくれる。
結果、この1時間のズレが奇跡の時間に。
食事を終えて、薬を飲んで一段落すると、病院の方が「今から個室に移れますか?」と。
ナイスタイミング過ぎないですか?
不確定な輸血の時間を気にせず引っ越しできる
ササッとベッドを動かしてくれる。
私は鞄を持って後を追いかける。
結局、病院側も素早く対応してくれて、タイミング良く1つ開いたばかりの個室に食事が終わり、カテーテルの処置が始まるまでの間に移ることができた。
トイレがあって、シャワーがあって、簡単な洗面台がある。
とりあえず、治療に集中はできそうです。
プロフィールの写真は病室からの眺めです。
写真だとあまり目立ちませんが、結構正面に大きく京セラドーム大阪が見えます。
この窓からは病院のすぐ近くにある昔の職場が見えます。
10年以上前、まだ若かった頃に私が働いていたビルです。
そこでは今は、仲の良い元部下や元上司、同期や後輩達が働いています。
みんな普通に仕事をしてるんやろなぁ。
というか大型連休前の追い込みで、大変なんだろうな。
ほんの数百メートルの隔たり。
そこに大きな現実と非現実の壁があるような気がして、何とも言えない気持ちになりました。
そして、カテーテル処置へ。
カテーテルについては、別記事で書こうと思います。
妻も来てくれて、正式な入院の手続きを行う。
その後、保険の書類を確認したり、必要なものを確認して夕食。
昨日は骨髄穿刺があったので風呂には入れなかったから、1日ぶりにシャワーも浴びてみた。
腕からチューブが生えているのでシャワーを浴びる前には看護師さんに保護してもらわないといけない。これが結構面倒です
職場にE-mailを打ったりしていると、あっという間に消灯時間。
妻から長女ココがぐずって寝なくて大変だったとのLINE
2歳半ながら、何かおかしい、と感じているんだろうね。
まだ、どこかフワフワしていて現実感がない。
少しずつ、受け入れていくんだろうなぁ、と見慣れない夜景を見ながら考えて、入院2日目が終わった。