みなさま、ごきげんよう

フランスでカウンセラーをしている
エイミーです。



パリのパッサージュに来ると

いつもレトロで不思議な感覚を覚えます。

ガラス屋根に覆われたアーケード街

パッサージュはその多くが19世紀前半に作られ

全盛期にはその数が200を超えていたそうです。

当時のパリは、歩道が整備がされておらず

馬車が通る度に、泥にはねられないように

気を使わねばなりませんでした。

歩行者専用のパッサージュは

ガラスの天井で覆われており、

雨の日もゆっくり散策出来る

絶好のショッピングモールとして

大変な人気を博したそうです。

しかし20世紀に入るとパッサージュは衰退します。

その理由の一つに百貨店の登場があげられます。

開放感溢れる

吹き抜けの高い天井とその広さ

当然のことながら、商品の品揃えでも

パッサージュの比ではなかったはずです。

写真の

『Passage des Panoramas  』

パッサージュ・デ・パノラマは

現存する20ほどのパッサージュの中で

一番歴史が古く、1800年に建設されました。










昨日はたまたまフランスのみならず


世界でも最古のデパート


『Le Bon Marché 』にも用事がありました。


今年、創業170周年とのことで


ポップな飾りを施し、お祝いムードです。


この写真は9月に撮った写真です。







passageとはフランス語で


通り道、通路と言う意味ですが


2つの商業施設の


歴史における因果関係に思いを馳せながら


私達一人一人もこの地上においては


通り過ぎるだけの旅人であり


永遠にここに留まる訳ではないのだと


しんみり思う秋の午後でした。








それでは今日はこの辺で

Bon week-end ✨❤️✨