クロスリズム(ポリリズム）について
まず、私がこのリズムにこだわる理由は、｢ショパンの幻想即興曲｣と｢ドビュッシーのアラベスク｣というクロスリズムを多用する曲を、何の知識もなく弾きたいとピアノを習い始めてしまったからです。
なので、私にとっては、絶対に攻略しなければいけないリズムなのです。
チェルニー54(4:3のクロスリズムに初めて出くわした）
この時は全くできなかった(ノД`)
どうしたらいいんだ！？
＞どう攻略するか？？
人によってリズムの攻略法は違うと思いますが、私がやった攻略法（体験談）を書きます。
私が参考したクロスリズムのサイトです。
バイリンガル脳のためのポリリズム講座
https://blog.latelier-maru.com/polyrhythm_start/
●視覚的に構造を理解する
数学者でポリリズム研究家でもあるRobert Walker博士によるバウンスメトロノーム
というのが入門編として視覚的に構造を理解しやすかったです。
ポリリズム（クロスリズム）が初めての方は、まず打点の位置関係を正しく頭に入れる必要があります。飽きるぐらい聞き込みましょう。
サイトより
私は、暇な時にこれに合わせて膝を叩いたりしていました。
身体に染み込ませる位にやって、やっと少しつかめてきたかなと思います。
３連符も４に対して前より綺麗にハマるようになってきた感じです。
●クロスリズムを音符化（言葉を当てはめる）する
4：3に関してはどうやって習得しようかと、かなり頭を悩ませました。
先生の助言もあまり役に立たなかったです。
何回もチェルニーを弾いてみたけど、
やっぱり3連符が間延びしたりして綺麗には合わなかった。
色々とやったけど、
例えば、「溜まった、洗濯、汚い」みたいに、
３連符を４文字の言葉に分けて考えて、
たまった｜せんたく｜きたない｜
た、せ、きが３の頭で
全ての｢た｣の部分が4の頭で
この両方を左右同時に合わせる。
ゆっくりなら合わせられるけど、
スピードを上げると破綻するなと思いました。
あと3連のリズムも均等じゃなくなるって困ってました。
3連符に意識を集中させすぎると、今度は4連符がシンコペーション（長さがバラバラ）になってしまう。
●視覚化＋正確なリズムを刻んでくれるクロスリズムのメトロノーム（ゆっくりのテンポでキープ）
バイリンガル脳の～のサイトにもあったみたいに、大体どの位置で左右が合うのかを図や音符などで確認しつつ、
正確なクロスリズムを刻んでくれるメトロノームで膝や机などを叩いてテンポキープするやり方が私には合っていたようです。
変なリズムが身体に入らないように、
まずは正確なリズムを刻んでくれる動画等を利用するといいと思います。
↓私が利用しているメトロノームです。
最初、特に4:3は混乱するけど
耳が慣れると2つのリズムを聞き分けられるようになります。
録音して聞いてみると、おかしなリズムになってないかを一発で確認できます。
ちゃんと合わせているつもりでもズレていたりします。
だんだん修正していって、ほぼ正確なリズムを身体の中に定着させていく感じです。
4:3を本格的に練習しだした頃、3連符が均等なタ・タ・タではなくて、タータタになってしまっていて（３連符の頭が長い）物凄く苦戦しました。
今はほぼ、タ・タ・タになりました。
もちろん、凄い正確か？と聞かれたらズレてます。
でも、聞いていて不快なズレ方は脱したかなと思ってます。
人それぞれに合ったやり方がありますよね(^^♪
途中経過です。
テンポが♩＝94位です。