我が家のお風呂の時間は夕飯の前5時前くらいにしている。夕飯を食べる時パジャマを汚してしまう時があるが、ご飯を食べた後はすぐにお風呂に入りたくないのもあって、夕飯前と決めている。

今は子供達は習い事も中断しているので、学校が終わって家に帰ってからはレゴやら読書やらをしてあっという間に暗くなっていく。

「お風呂入るよー」と言っても直ぐに来ないこともある。私も子供の時はお風呂の時間があまり好きではなかった。せっかく遊んでいたりテレビを見ていても一旦中断しなくれはいけなくて、お風呂場まで行くのが遠く感じていた。

今の家のバスルームは、浴槽はあるものの、シャワーと別なので子供たちが入ると水浸しになるし、よほど寒い時にあたたまりたい時以外湯船には入らず、シャワーで済ませている。浴槽があれば、子供達もお風呂がてら遊べたり話したり、私も寝た後ゆっくりとバスタイムもいいかなと思うが、シャワーだけの時間はますますその時間をめんどくさくさせていた。

この前シャワーから出てきた次男が満遍の笑みで、「お風呂ってこんなに気持ちいいのになんで毎日そのこと忘れて入りたくなくなるんだろうねー?」とホカホカの体を拭きながら言っていた。

うんうん、その気持ちわかる。頭も体もスッキリして、視界がクリアになるような。ごちゃごちゃ考えていたことが吹っ飛んでやる気が出るような。たまに子供たちが機嫌が悪いとき、お風呂に入りたくなさすぎてぐずるときもシャワーを浴びれば落ち着く時がある。

こんなメリットばかりの時間を楽しみにしているわけではなく、毎日やらなくてはいけない作業みたいになっているのはなんでだろう。

シャワーの時間をもっともっと楽しみたいが、水不足のオーストラリアでは短時間で済ませるようにしている。秋も終わりに近づきだんだんと寒くなってきたこの頃。シャワーであたたまった後は鍋でもして、湯たんぽセットしてぬくぬく寝るのが冬のコース。

今日もシャワーの時間が終わり、外を見れば西の空があたたかい色に変わり始めていた。