ある朝の出来事。。。
次女は黄色が好きです
その日 洋服を選んでいる次女に
僕は声をかけました
「ニコちゃん♪
今日は黄色の服にしたら?」
それはGUで買った黄色の服です
しかし 次女
「にぃたん やだ~」
まさかの拒絶!Σ(・ω・ノ)ノ!
僕は食い下がりました
「え?だって黄色だよ?
ニコちゃんのイメージカラーじゃ~ん♪」
「に~たん や~だ~!」
「え~なんで~?」
「だって やだも~ん♪」
「いいじゃ~ん♪」
そんな次女とのやり取りに
とつぜん 長女が入ってきました
「パパ~♪」
「どうしたの? ここちゃん♪」
「イメージカラーって な~に?」
「イメージカラー?」
は!Σ(゚д゚;)
そうです
イメージカラーという言葉を知らない長女
さすれば
次女も知ってるはずもありません!
「そっかぁ
ここちゃん 知らないかぁ♪」
僕は次女にも聞こえるよう
優しく長女へ説明しました
「イメージカラーっていうのはね♪
その人をイメージ。。。
う~ん。。。
つまり。。。
その人っぽい色ってことかな♪」
とりあえず そう説明しました←アホ
すると長女
「そしたら
ココちゃんはピンクだね♪」
突然のカミングアウト!Σ(・ω・ノ)ノ!
「え?どうして?」
「だって 名前がこころだから~
英語のハートでピンク♪」
「おお!そうだね♪ 」
一瞬 それって赤じゃない!?
なんて思ったことは内緒にして
「いいじゃん♪ ピンク~♪
ココちゃんの好きな色だしね~♪」
と、長女を褒めました
照れくさそうに笑う長女
そんな長女に僕は尋ねます
「じゃあ パパのイメージカラーは何色?」
「。。。。。」
何気なく聞いただけなんです
それがまさかこんな結果を生むとは
その時の僕は思いもよりませんでした
真剣に悩む長女
「パパ?
う~ん パパかぁ~♪」
ちなみに僕は
いつもシンプルな服装をしています
色は白、黒、紺、カーキやグレーなど
とてもありきたりな色です
決して奇抜ではありません
「ねぇねぇ パパ何色?」
期待に胸を膨らませます
そんな僕と長女の会話に
今度は次女が割って入ってきました
「ね~ パパ~♪」
なにやらモジモジしています
「ニコちゃんも考えてくれるの?」
そう無防備に尋ねた僕
すると満面の笑みを浮かべた次女は
少し食い気味に
「パパは ムラサキ~♪」
「ムラサキ?」
正直、意味が分かりませんでした
別に嫌いな色ではありません
しかし なぜ僕がムラサキなのか
僕にはまったく覚えがありませんでした
確かにムラサキのスニーカーは持っています
でも ここ最近はまったく履いていません
なんでムラサキなんだろう?
ムラサキっぽいところあるかなぁ?
僕は首をかしげ
次女へたずねました
「なんでパパはムラサキなの?」
すると次女は屈託のない笑顔で一言
「だってパパ
はだかムラサキじゃ~ん♪」
正直、意味が分かりませんでした
すぐに手を見ました
手の平と手の甲を
何度も交互に見ました
色黒の僕
ムラサキというより茶色
いやそれこそ
黒といっても過言ではない。。。
悩みます
「はだか?」
次女の前で裸になるといったら
お風呂ぐらいしかありません
そのまま頭の中でお風呂と同じように
自分を真っ裸にしてみました
そして思い出しながら
身体の色を上から順に確認していきます
頭?
いや違う
顔?
それも違う
胸か?
いや、違うよなぁ~
じゃあ、お腹?
それもなさそうだし~
そして、ついに下半身へ
「。。。。。」
はぁぁぁぁぁ!Σ(゚д゚;)
なんか分かる!←ドアホ
僕のイメージカラーはムラサキです
おしまい
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