大きくて、強くて、ちょっとやそっとのことには動じない。
堂々としていて、涼やかで、凛とした人。
驚くほどにすごいのに、誇示しない。
きっと「すごいですね」とか
「どうやるんですか」なんてたくさん言われてきただろうな。
そんな考えなしの質問なんかできないって思わされるくらい。
雲の上とはまさにこのこと。
その人が積み上げてきたものが、
見上げて目を細めても見切れるくらいに高くって。
ただ聞けばいいやって思って
「どうやるの? どうすればいいの?」
なんて聞き方は失礼だと思わされるような人。
どんな時間を過ごしてきたんだろう。
どんな空間を生きてきたんだろう。
そんなすごさを持った人のそばにいるから
あの人は自分なんかまだまだだって言うんだろうな。
私も指先でいいから触れられるくらいに近くにいきたい。
積み上げるものの高さを考えちゃいけない、
途方もないから。だけど、だから? ただ進みたい。
私を選ばなかったすべての人たち、
あなたたちを絶対に後悔させてみせる。
変わっていく私を、たくさんの時間を積み重ねて遠くへ行く私を見て、
やっぱりあのとき一瞬でも感じた良さは間違いじゃなかったって思わせてやる。
凛として美しく、堂々として涼やかな。
そんな、私に。