清澄白河にある東京都現代美術館に、昨日初めて行った。
立派な美術館でした。
現在、デザイナー、アート・ディレクター
石岡瑛子さん(1938-2012)の展覧会が開催されており、
興味があるという娘と出かけました。
藝大を卒業後、資生堂の宣伝部で仕事をスタート。
前田美波里さん起用のCMポスターはあまりにも有名である。
1971年独立してからは、パルコ、角川書店など
時代の最先端をいく企業の広告を手がける。
片岡義男さん著「スローなブギにしてくれ」の装丁、
大阪万博のポスター、山本海苔店のパッケージ、
MAXIM コーヒーのパッケージデザインも彼女によるものでした。
マンネリ打破のため、1980年にNYに渡り、さらに活躍の場を広げると、
マイルス・デイビス「TUTU」のアルバムで、
1983年にグラミー賞最優秀アルバム・パッケージ賞を受賞
その後、舞台、オペラ、映画、ミュージック・ライブ、
シルク・ド・ソレイユ、オリンピックのコスチューム、、
など次々と大きな仕事を手がけるようになった、その仕事量はあまりにも壮大である。
人間の身体をカンヴァスに、地球のあらゆるところを舞台に、
あらゆるものを素材として、表現し続けた、
日本の誇るべき女性デザイナー、アーチスト。
こんな素晴らしい方がいらっしゃることに感動
面白くてオススメです。
日本に、ぜひ彼女の美術館が欲しいと思う。
その後、清澄白河といえば、、前々から行きたかった
Third Wave Coffeeのブルー・ボトル・コーヒーへ。
シンプルで広々、天井の高いロフトのようなお店。
もちろん美味しいコーヒーに、
今年は、基本、No Sweets = 砂糖をやめようと思っているのですが、
娘が注文したルバーブのパイを一口だけいただいてみますと、
これもとっても美味しい〜
この日のことはずっと忘れないと思います。
実は、突然に訪れた娘とのお別れの日なのでした。
前日に娘は付き合っている彼からプロポーズされた、と。
リモートなのでどこでも仕事のできる娘は、前日にいろいろ考えて、
とりあえず緊急事態宣言が出たらなかなか移動できないかも、、と
いそいそと、彼の住む町へ新幹線で行ってしまいました。
プロポーズに承諾して、結婚の時期をこれから考えるのだそうです。
今までは、会えない時があっても帰ってくるのはここ、と思っていたけど、
今度はHomeがちがう。
娘はとても嬉しかったそうなので、わたしも喜ぶべきところなのですが
こんなに早くこの日が来るとは、、ちょっと複雑。
コロナ禍もあって、家族でたくさんの時間を過ごしました。
娘とは、外食、お出かけ、お散歩、家の片付け、お料理、ストレッチなど
いろいろ一緒にできて、ほんとに楽しかった。
仕事も、家事も、人への気遣いもできて、誇らしい。
元気で幸せに新しい家庭を作って欲しいと思います。
別れた帰りの電車の中では、涙をこらえるのが必死。
これからは、いつか会えるかもしれない孫の面倒をみられるように、
体力をつけ、料理の腕を磨こうとおもう