疑問は続くよどこまでも、、、
第3弾は、
マイナースケールはなぜ三つあるのか?ということです。
それについて、今日は納浩一さんの「Jazz Standard Theory」をじっくり読んでみました。
こういった難解な本も、疑問をもって読めば、結構頭に入るものだということがわかりました。
わかったことは、、
まず白鍵のラシドレミファソラ、これがNatural Minor(自然短音階)。
しかし、このスケールに不都合があったのです。
こちらのⅠmに行くためのⅡ→Ⅴ→Ⅰmを考える時に、
Ⅴが白鍵ミソシだとマイナーになってしまって、ドミナント機能が弱いのです。
それならミ、#ソ、シにしようということで生まれたのが、
ラシドレミファ#ソラ、のHarmonic Minor(和声的短音階)。
しかし、これでは、ファと#ソの間が、短3度で空いてしまい、スケールが滑らかではない。
それならファも#で、ラシドレミ#ファ#ソラとなって生まれたのが、
Melodic Minor(旋律的短音階)。
覚え方は、ドレミファソラシドのミを♭にする。
ずいぶんすっきりしました
しか〜し、Jazzのマイナースケール、ダイアトニック・コードのトニックⅠmは
これを採用しているケースが多いのですが、(ドミナント・コードも)、
他のコードになると、ナチュラル・マイナーから作られていることが多く、、
これがマイナー曲の分析のややこしさになっています
がんばりましょう〜自粛生活!