少し前にTVで見た、ピアノの頂上対決番組「TEPPEN」で、
ミッキー吉野さんのピアノがとても素晴らしく、
この度、デビューから半世紀の記念コンサートがあるというので、
ピアニスト友人と出かけてきました。
今回は残念ながらピアノはなく、キーボード演奏でしたが、
ミッキー吉野さんの音楽を存分に楽しめました。
タケカワユキヒデさんはじめとするゲストも熟練の技と味がにじみでます。
ゴールデン・カップスで一緒だった「横浜ホンキートンクブルース」エディ藩さんも
ゲストで出演予定でしたが、旅先で何かアクシデントがありいらっしゃれなかったそうです。
今回のハウスバンドのキレキレのベース、ドラム、ギターの若者3人もよかった
ハードロック比率が高かったのですが、名曲揃い。
馴染み深いゴダイゴの曲、「The Earthmatics」はかっこよくて!
最初の「青い影」のミッキーさん弾き語りは、歌もお上手でびっくりでした。
ミッキー吉野さんはティーンエイジャーで本牧あたりで活動してらして、
ゴールデン・カップスに入り活躍「長い髪の少女」が大ヒット、
その後バークリー音大に留学、帰国して、ゴダイゴを結成したそうです。
布施明「君は薔薇より美しい」はなんとミッキーさん作曲。
私たち世代は、ミッキー吉野さんといえばゴダイゴ。中学の時に大人気、
「モンキー・マジック」「ガンダーラ」「銀河鉄道999」「ビューティフル・ネーム」など
ベストテンの常連さんでした。
タケカワユキヒデさんの英語の発音はさすが外語大だな〜と思っていました。
そして、今回タケカワさんの歌を聴いて、この方はリズムで歌う方だな〜と
改めてその魅力を再認識しました。
ジャズボーカルで目指しているもの、この方は持っているな、と。
ただ、今回歌詞をほぼ見て歌っているのがちょっと残念。
ゴダイゴ結成当時のお話。
ミッキーさんがゴダイゴを立ち上げようと思っていた時、
寺尾聡さんと、アルバム作りのため一緒にアメリカに行くことがあって、
ミッキーさんの持っていたタケカワさんの音源を、寺尾さんが気に入りずーっと聴いていて、
このボーカルいいよ!ゴダイゴに絶対入れたらいいよ!と寺尾さんがおっしゃるので、
バンドには入らずソロ活動がポリシーだったタケカワさんを説得したとのこと、
大正解でしたね。
寺尾さんもこの後、「ルビーの指輪」が大ヒットしましたね。
今度はミッキーさんの生ピアノを聴ける機会があるといいな、と思います。