高校のテニス部の顧問であった、ばばっち先生の、
退職のお祝いの会があった。

歴代コーチ8人、
部員は23年間に及ぶ80人近くが参加。

同期には会う機会もあるけれど、
先生、コーチはもちろん、
先輩、後輩にも、こんな機会でもなければ会えないので、
30数年ぶりに会える人もいるかな、、と思って出かけた。

高校の部活とはいえ、
大学の体育会庭球部に属していて、
コーチもそちらからいらしていただいた。
上下関係やら、不必要と思われる仕事や習慣の数々、
試合の応援やら、、理不尽なことだらけで、
ナンダコレ(#`ε´#)と思っていたが、
この経験が後々、とても役に立った。


そして今日、恐れ多い以外のなにものでもなかった
怖~い先輩と、何十年経って、普通に普通のお話ができるというのは、
感動ものである。

その頃、新人類と思っていた後輩も、
今話してみると、大人になっていて、(自分もか・・)
当時と違う関係が築けた気がする。

必要以上に、かっこつけてみたり、
見栄やくだらないことにこだわっていたあの頃。
もっと正直に素直に、心の声に従っていればよかった、、と思う。


先生は私たちの2個上から顧問になられたそうで、
面白いエピソードもうかがえた。

英語の先生で、残念ながら授業で習うことはなかったのだけど、
卒業してから、二期会のオペラ「魔笛」で偶然にお会いして、
モーツァルトのファンでいらっしゃるお話をうかがい、わたしもそうなので嬉しかった。

ひとりひとり、会うと、(ほぼ)
当時の思い出が甦ってくるとおっしゃっていらした。
マルセル・プルーストが言っていたという
「真実は(現実は)記憶の中にある(つくられる)」
という言葉が印象的であった。

先生へのインタビュー記事の中に、
「(人生で大切なことは)命を輝かせること。
自分の命をとことん大切にして燃やそう」とあった。

今からでも、それができたらと思う。