大学を出てから、本当は某大手広告代理店に勤めたかったのですが、メチャメチャ優秀か強力なコネでもなければまず入れる見込みはなく、銀座の某販売店で2年間働いておりました。
上司、先輩、同期に恵まれ、楽しい職場でしたが、突然「栄養学」を勉強したくなってやむなく仕事を辞め、専門学校に通うことにしました。

それまでほとんど料理などしたことがない、オヤジのようなな女子だったので、花嫁修業にもなるかな・・と、親は大賛成。
その2年間は久しぶりに真剣に勉強しました。高校から入ってくる人だけでなく、わたしみたいに社会人になってから勉強し直す人も結構いて、面白かったです。

料理も漸く人並みにできるようになって。
その間に結婚して、卒業後は学校の先生の紹介で、男子学生寮での栄養士のお仕事をしばらくしてたので、管理栄養士という資格も一応持ってます。

そうこうするうちに、子どもが生まれ、ほどなくNYに行ったので仕事はそれっきりなのですが、もしまた働くタイミングがあれば、お総菜店とか外食産業のメニュー開発の仕事がしたいな・・と思ってました。でもタイミングは無く、これからもなさそう。
家でつくるのと仕事ではモチベーションが違いますからね。


栄養学は子育てにおいても核になっていますが、わたしが一押ししたいのは、丸元淑夫さん著「図解 豊かさの栄養学」(新潮文庫)。これは今まで何人もの人に、需要なところに線を引いて読むように、勧めてきました。
アメリカで学ばれた栄養学で、86年刊ですが、まだ色褪せることはないと思います。成人病の仕組みがよくわかります。
アメリカの栄養学はさすがに進んでいますよ。
要は全体食(特に穀物)を心がける、肉の脂身などの飽和脂肪酸を摂りすぎないこと、酸化した油を極力避けること・・その他ビタミンやミネラルについて等々、とっても解りやすく、一読して損は無いと思います。


音楽の話ですが、この頃聴いてたのは何だったかな?と思い出すと、BASIA、ボビー・コールドウェルが特に印象に残ってます。もともとは主人のほうがJAZZが好きだったので、この頃は、二子玉川にあったライブレストランにJAZZボーカルを聴きに行ったり、Blue Noteにも行きました。
あと忘れられないのは、人見記念講堂でのサラ・ボーンの来日コンサート。これには震えがきましたよ。
丁度これくらいのお年頃だったのですね。