つづき


多治見駅前の景色も、駅ビルと一体化したデザインに変わりました
笠原行きのバスに乗って、モザイクタイルミュージアムまで戻ります
路線バスの中から歩いてきた景色を眺めると、また違った感じに見えますね
学校帰りの男子高校生が賑やかに話をしていて、自分の若かった頃を思い出し、聴いていてなんだかほろ苦かったです
ほどなく到着


写真をみて気づいたんですが、エントランスの庇がミュージアムのシルエットだったりします


まずはエジプトのピラミッドの内部を彷彿とさせる階段をあがって最上階へ
こんなに広くて明るくはないし、そもそもエジプトに行ったことないけど
独特の湿度と静謐感が、まるで胎内記憶を呼び覚ますかのようです


左官コテの痕も荒々しく
陰影がお洒落ですね
土の匂いがしますが気のせいでしょうか?


階段をあがると、急に真っ白な明るい世界が広がります


モザイクタイルの壁画
歴史的なものをあつめて展示されているそうです


銭湯のミニチュアかとおもいましたが、追い焚きの循環穴があるということは、風呂桶ですよね
現代の基準だとかなり窮屈かな?


さっきと同じ階段ですが、上からだと雰囲気が変わりますね


タイルを焼いた窯の台車と、積み上げられた〝さや〞という焼き台
さやえんどう?刀の鞘?


企画展で〝収蔵庫大公開〞を開催中でした


現代のものも、いろいろなデザインがあります


色もサイズもまちまち
ガラスが流し込みのようになっていたり


タイルが並べてある木の台、なんて名称だったかなー
これも当時のものですよね?
タイルを規格の柄とサイズに並べて、上からレースや紙を貼ってシート状にするんですよね
さらにそれを左官職人さんが壁に張りつけて仕上げる

この木の台が、上のタイルを焼く台車の〝さや〞と同じ感じに何枚も重ねて積み上げてあるのを、むかし笠原町のそこかしこで見たことがあります
いま思うと、あれは糊を天日干しで乾かしていたのかな?


この〝敷瓦〞が立派で目に留まりました

つづく