今日は排卵日だ
クリエイターの集団にはいつも刺激を受ける
ああこんな表現の仕方もあったのか
ここまで凝らなくてもこんないいものが作れるのか
別案件で友人にデザインを頼む
彼女が10秒でかき上げた絵は私には思いつかないデザインだった
どうにもこうにもかなわない
絶望する
全く興味のない企業の全く興味のない同期と興味のあるふりをしてする会話たち
画面越しの笑顔を意識して過ごした90分は尋常じゃないほど長く感じた
時が経つにつれて男は態度を変えることは既に学んでいるはずなのに、心のどこかで彼は違うと言い聞かせてしまっていた。変わっていく連絡頻度、態度、話し方全てが恐ろしく悍しい。
俺だったらドキドキをとるな
と言った俗に言うクズ男は、今日も世の全ての男の中央値を具現化したような本音を吐く
男に例外はない
ないのかもしれない
柔らかくフワフワとした柔軟剤と雰囲気と優しい風が吹く10月に真っ黒に傷ついた私の心を癒してくれた彼はもういない
それどころか真っ黒にする方になってしまっている
結局のところいつになっても己を出せない自分も嫌いだ
依存的になっている自分も心底嫌いだ
近い存在のはずが結局1番遠い
いくつも折り重なってできた負はギザギザと角を尖らせて私を何度も攻撃する
今日は排卵日だ
きっと排卵日のせいだ
本当は今日、話したかった