私は、女子高校生だ。
といっても、その女子高校生という看板もそろそろ後輩に託すことになる。
私は、知り合いが多い。
例えば誕生日になると、何人もの人が当たり障りのないオメデトウをくれる。1日何人もの人と話す。明日も明後日その次の日も実は予定が入っている。
私は、進学する。
大学生になる。受験勉強のとき、社会学に触れて多くのことを知った。専攻の教育学と一緒に学ぶつもりである。
私は、嘗て海外留学をした経験がある。
長期滞在の中で、自己の考え方や、社会の見方が変わった貴重なターニングポイントとも言える経験だった。
私は、適当に生きている。
偉そうなことを言っていても適当だ。でも、やることはやって適当だから自分を貫いていると思う。少々苦しい言い訳に自分自身苦笑いしている。
私は、毎日に納得している。
明日死んでも、あーこれが私の人生だったのか、と納得できてしまう。人生やる気なし。でも、与えられた時間はとりあえず生きてみようと思う。
私は、案外器用だと自負している。
運動も勉強も音楽も語学も並にできる。人間関係も今のところ概ね上手くいっている。ただ、「並」だ。波はない。冗談。
私は、カーストで言ったら常にまあまあ上の方にいる存在だ。
しかし、その程度だ。人より遥かに優れた才能などない。上には上がいるという言葉があるが、私は上に憧れる中の上であれば良い、という考え方だ。
私は、自分を隠すのがうまい。
実際私はこんな文章をおこすほど、気難しく、熟考ばかりして、常に計算ばかりしている性格の悪い悪い悪い女だ。でも、自分を隠すのは人一倍上手い。そしてその化けの皮は決して剥がさない。剥がされない。親友にさえ抜かりなく隠す。だから顔は広い方だ。
私は夜と自由が好きだ。
朝の何かしなければいけないという義務的な雰囲気よりも、静まり返った夜の虚無感の方が何倍も好きだ。朝のうっとおしいほどの明るさよりも夜のどこまでも吸い込まれそうな真っ暗闇の方が自由な気がする。無論、暗さや闇を好むこの性格が自分自身の性格の暗さや闇をウツしだしていることも自覚している。
私は書く。
いまどき時代遅れのブログ、とやらは殆ど人がいないという点で私に都合が良い。誰かは分からないが、足を踏み入れてくれた少ない読み手に、ここが少しでも何か印象に残れば良いと思っている。そして何よりこれは自分自身の葛藤とメッセージ、そして、希望や展望でもある。
だから私は、書き続ける。