私の友人で、停滞期なるものがある人がいる。
人間関係が上手くいってるにしろいないにしろ、それは突然訪れるそうだ。
それに入ってしまうと会話が素っ気なくなり、連絡も途絶える。
すごく自由奔放なのだ。
それは、私とはかなり仲が良いのだが、私の誕生日を忘れて何食わぬ顔でおはようとか言ってしまうくらい自由奔放なのだ。
でも、後から震える手で謝ってすごく反省する。
その人懐っこさと、少々適当なところが相当むかつくが、最後は憎めない。
わたしとそいつは停滞期があることで上手く距離を取っている気がする。
停滞期というのはきっと、一つの壁を壊されないように必死で守っている期間なのかもしれない。