私は飽きる。
これまで、沢山のことをしてきた。
幼い頃からやってきたピアノやクラリネットも、途中から始めたスポーツも、国際教養も外国語もぜーーーんぶ
飽きた。
あるところまでくると私は自分の好きなモノに幻滅してしまう習性があるようだ。
お砂糖がカラメルになってやがて真っ黒になるように、段々と、ミシミシと、いつの日か私が好きなモノは苦痛でしかなくなる。
だから、何もなくなる。一定の時期は趣味がなくなる。やることもなくなる。せいせいする。でもその状況に飽きる。何かしたくなる。
こんなことの繰り返しだ。
飽きる理由はきっと星の数ほどあるのだろうけど、簡単にいうと「上には上がいるし、1番ウエを目指すほど好きでもない」ことにいつもふと気づくから。
色々果敢に挑戦するから割と年を重ねるごとにオールマイティになんでもできるようになってくる。
そんな私、嫌いじゃない。でも、程よく嫌いだ。