ハッピーの乳腺腫瘍の生体検査の結果がでました。

残念ながら悪性腫瘍。

そして、

先月手術した傷のところに一つ、

取らなかった乳腺にもう一つ、

腫瘍ができてゴルフボール大になってしまいました。

その他にチューブ状の腫瘍が二つ。


今日、肺への転移が無いか調べるためX線撮影をしてきました。

今後の治療の方針を決めるためです。

その結果、幸い肺への転移はまだ認められないということだったのですが、

前回の腫瘍も今回新しくできたものも

急激に大きくなるタイプで悪性度が高いようなので

3つの選択肢があると言われました。


1つ目は、抗がん剤による治療。

でも、もちろん副作用はあるし、今のところ完治するとは言えず

苦しいだけの延命措置に終わる可能性もあるとのこと。

余命は何年とは言えないけれども、

たぶん抗がん剤を使っても最長2年程度だろうとのこと。


2つ目は、治療をせず、自然のなりゆきにまかせ、

抗酸化物質やビタミン剤で免疫力を高めて、

QOL(生活の質)を第一に考える方針。

功がん剤を使わない場合、

「もうだめだな」と思った子が長生きしたり

「まだまだ元気」と思った子が、あっという間だったりするので

何ヶ月ということは言えないけれど、

抗がん剤を使うより進行は早いと思ってください、とのこと。


3つ目は、腫瘍ができるたびに手術。

ただ、悪性で急激に大きくなるタイプだと、今回のように

次々と出来てくる可能性が高い、とのこと。


まだ乳腺(左側)にしかできていないので

左側の乳腺を全摘出して

肺への転移を防ぐということはできないのか聞いてみたのですが

全摘出は体への負担が大きすぎるので、

腫瘍の摘出しかやらない、やるとすれば腫瘍ができるたびに

その部分だけを切除、と言われました。

でも、そうすると、そのたびに全身麻酔。

そしてそのうち体力が持たなくて手術もできなくなるかもしれない。


またハッピーの腫瘍のようにすぐ大きくなる悪性の場合は、取ってしまっても

他の部分にすでに潜んでいる可能性もあるので

根本的な治療にはならないので、ということです。



命というのは、人間であっても、動物であっても

神様からの預かり物だと思っているので

いつか卒業して神様にお返しする時が来るとは思っていたけれど、

ハッピーはまだ9歳6ヶ月。

こんなにも早く「卒業間近」宣言が来るとは、思って無かったんです。



レントゲン台に乗せた時、

ハッピーはブルブル震えてました。

これまでレントゲンを撮られたことはないので

これから何が起こるのかは知らなかったはずです。

(それとも、手術されたのを覚えているんでしょうか?)


でも、いつも従順なハッピーが、横にしてパパが頭を押さえようとすると

「いやだ、いやだ、ガルガルガル」と怒りました。

すぐおとなしくなったけど・・・ごめんね、ハッピー。

あんなことを検査のために毎月繰り返すなんて、

かわいそうでできませんよ。

人間と違って、犬には、これはこういう目的で

治療のために必要だよ、なんて理屈は通用しませんからね。



ハッピーは朝夕の食事を何よりも楽しみにしています。

(あ、もちろん散歩もだけど。)

腫瘍が分かったときから、手作り食に切り替えて

少しでも免疫力を高めてやれそうなものを食べさせてやっているのですが

QOLということを考えたら、

それを続けてやることが一番だと思うんです。


こんなに手作り食をよろこぶんだったら

最初から、毎日おいしい食事を作ってやればよかったね。



それから、ハッピーが一番幸せだと思う時はいつかと言ったら

私の笑顔を見る時だと思うんですよね~。

だから毎日いつも笑顔でいてやろうと思います。


いままでと変わらずにね。



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