今度の月曜日はフィリピンで選挙がおこなわれるんですが、
この国では選挙の前にはいろんなことが禁止されます。
たとえば、リカー・バン。明日5月9日から13日の選挙当日まで
お酒を売ることも買うことも禁止になります。
そのほか、銃器携帯の禁止は、1月から施行されていて、
このあたりは、まあ妥当かな、と思うのですが、
なんと今朝のニュースを見ていたら、
本日から、10万ペソ以上の預金引き落としが禁止になるというんです。
10万ペソって、日本円で考えたら、20万円程度ですよ。
しかも10万ペソ以上の外貨でのペソの購入も、50万ペソ(約100万円)以上の現金を
持ち歩くことや輸送することも禁止だというんです。
これは、選挙前にお金をばらまいて票を買うことを防ぐために
選挙管理委員会(コメレック)が決めたらしいのですが、
そんなの、仕事とかでそれくらい毎日取引があるよ
という人もいるでしょうし、いったいどうするのかな?
と他人事ながら心配になりました。
ネットで調べてみたら、仕事で必要だという証明や
旅行者でお金が必要だと言うことを証明できれば
引き落としや換金はできるんですって。なーんだ。
そしたら、うちのダンナサマ、ここなつパパが
「そんなの選挙管理委員会に勝手に法律を決める権限はない。
それにそんなこと、実際には不可能だろ。」
と言います。
そういわれてみれば、確かにそのとおり。
フィリピンの市場なんて、ほとんど現金取引だから
商品の仕入れ代金の支払いに現金が必要な人は少なくないでしょう。
日雇いで人を雇っている会社もたくさんあるだろうし、
そのたびに証明書がないと引き落としができないとなると
大変じゃないですか。
この期間内に車とかコンピューターとか現金払いで
買おうとか思っていた人は買えなくなるわけじゃないですか。
病院で緊急手術や入院をしたりしたら
クレジットカードでないと払えなくなってしまうとか
考えたらいくらでも例が思い浮かびます。
別に私に10万ペソ以上のお金の引き落としの計画も
換金の予定はおろか、そんな大金を持ち歩く気も全然ないので、
関係ないのですが、なんとなく気になる。
そりゃあ、もちろん、選挙違反を防ぐことは大事ですよ。
でも、選挙違反を防ぐために、
銀行の窓口で使用目的を尋ねさせて
そこで「あ、目的はなんですか、
お商売ですか、じゃあオッケー。
選挙のばらまきに使うんですか、
じゃあダメです。」って、そこで取締りをやらせるっていうのが、
まずおかしいじゃないですか。
ほんとにお金をばら撒くことを考えてる人が銀行で
「実は、ばら撒く予定なんですけど
」とか言うわけないじゃん。
大体そういう選挙マネーを動かすような人たちは、
ほかにビジネスとかもあるんだろうから、
商用で引き落としが必要っていう証明書なんか簡単に作れるちゃうんだろうし、
ほんとに困るのは、選挙に関わりのない一般市民なわけでしょう?
マネー・バンをする意味がないと思うんですよね~。
午後からもういちどインターネットでニュースを調べてみたら、
フィリピン銀行協会(Bankers Association of the Philippines)が
選挙管理委員会のマネー・バン(高額取引禁止令)は
商業を滞らせ経済に悪影響を与えるものであり、
禁止令自体が法律違反である可能性があるということで、
禁止令を無視して、通常通りの営業をすることを宣言したそうです。
(参考:フィリピン・インクワイラー 5月8日午前9時41分の記事)
そうですよねー、当然ですよねー。
ああ、そうそう、リカー・バン(酒類販売購入禁止令)のほうも
私はもともと飲めない人だから、こちらも直接関係ないけど、
明日から13日まで購入ができなくなりますので
13日は選挙で特別休日になるし、
自宅でちょっと一杯なんて考えている方は
今日中にお買い上げになるのがよいかと思います。
ちなみに観光省で決められた外国人向けのホテルなどでは
お酒のサービスが通常通り行われるそうなので、
買い忘れた方は、そういう所で飲むしかないですね。割高だけど。
(注)昨日最高裁が「あらかじめ上院が承認したリカー・バンは選挙の前日である日曜日と、当日の月曜日の2日間のみであり、選挙委員会がリカーバンを5日間に変更したのは違法である」とダメ出ししたそうです。選挙委員会、勝手に独走しすぎ。
お酒がなければ、お水でがまん・・・
この国では選挙の前にはいろんなことが禁止されます。
たとえば、リカー・バン。明日5月9日から13日の選挙当日まで
お酒を売ることも買うことも禁止になります。
そのほか、銃器携帯の禁止は、1月から施行されていて、
このあたりは、まあ妥当かな、と思うのですが、
なんと今朝のニュースを見ていたら、
本日から、10万ペソ以上の預金引き落としが禁止になるというんです。
10万ペソって、日本円で考えたら、20万円程度ですよ。
しかも10万ペソ以上の外貨でのペソの購入も、50万ペソ(約100万円)以上の現金を
持ち歩くことや輸送することも禁止だというんです。
これは、選挙前にお金をばらまいて票を買うことを防ぐために
選挙管理委員会(コメレック)が決めたらしいのですが、
そんなの、仕事とかでそれくらい毎日取引があるよ
という人もいるでしょうし、いったいどうするのかな?
と他人事ながら心配になりました。
ネットで調べてみたら、仕事で必要だという証明や
旅行者でお金が必要だと言うことを証明できれば
引き落としや換金はできるんですって。なーんだ。
そしたら、うちのダンナサマ、ここなつパパが
「そんなの選挙管理委員会に勝手に法律を決める権限はない。
それにそんなこと、実際には不可能だろ。」
と言います。
そういわれてみれば、確かにそのとおり。
フィリピンの市場なんて、ほとんど現金取引だから
商品の仕入れ代金の支払いに現金が必要な人は少なくないでしょう。
日雇いで人を雇っている会社もたくさんあるだろうし、
そのたびに証明書がないと引き落としができないとなると
大変じゃないですか。
この期間内に車とかコンピューターとか現金払いで
買おうとか思っていた人は買えなくなるわけじゃないですか。
病院で緊急手術や入院をしたりしたら
クレジットカードでないと払えなくなってしまうとか
考えたらいくらでも例が思い浮かびます。
別に私に10万ペソ以上のお金の引き落としの計画も
換金の予定はおろか、そんな大金を持ち歩く気も全然ないので、
関係ないのですが、なんとなく気になる。
そりゃあ、もちろん、選挙違反を防ぐことは大事ですよ。
でも、選挙違反を防ぐために、
銀行の窓口で使用目的を尋ねさせて
そこで「あ、目的はなんですか、
お商売ですか、じゃあオッケー。
選挙のばらまきに使うんですか、
じゃあダメです。」って、そこで取締りをやらせるっていうのが、
まずおかしいじゃないですか。
ほんとにお金をばら撒くことを考えてる人が銀行で
「実は、ばら撒く予定なんですけど


大体そういう選挙マネーを動かすような人たちは、
ほかにビジネスとかもあるんだろうから、
商用で引き落としが必要っていう証明書なんか簡単に作れるちゃうんだろうし、
ほんとに困るのは、選挙に関わりのない一般市民なわけでしょう?
マネー・バンをする意味がないと思うんですよね~。
午後からもういちどインターネットでニュースを調べてみたら、
フィリピン銀行協会(Bankers Association of the Philippines)が
選挙管理委員会のマネー・バン(高額取引禁止令)は
商業を滞らせ経済に悪影響を与えるものであり、
禁止令自体が法律違反である可能性があるということで、
禁止令を無視して、通常通りの営業をすることを宣言したそうです。
(参考:フィリピン・インクワイラー 5月8日午前9時41分の記事)
そうですよねー、当然ですよねー。
ああ、そうそう、リカー・バン(酒類販売購入禁止令)のほうも
私はもともと飲めない人だから、こちらも直接関係ないけど、
明日から13日まで購入ができなくなりますので
13日は選挙で特別休日になるし、
自宅でちょっと一杯なんて考えている方は
今日中にお買い上げになるのがよいかと思います。
ちなみに観光省で決められた外国人向けのホテルなどでは
お酒のサービスが通常通り行われるそうなので、
買い忘れた方は、そういう所で飲むしかないですね。割高だけど。
(注)昨日最高裁が「あらかじめ上院が承認したリカー・バンは選挙の前日である日曜日と、当日の月曜日の2日間のみであり、選挙委員会がリカーバンを5日間に変更したのは違法である」とダメ出ししたそうです。選挙委員会、勝手に独走しすぎ。
お酒がなければ、お水でがまん・・・
その水はダメー!
チョコレート禁止令っていうのは、出てないよ(犬には禁止だけど)。
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