ちょっと前に、掃除機を買いに行った時のこと。

私は日本でよくあるポータブルな充電式のがほしかったのですが

お店の人が「ああ、充電式のはパワーが弱いんでお勧めしません。

それにバッテリーがだめになったら、もうだめですから」

と、言います。

お店の人のお勧めはもっとでっかくて、高いやつ。

「これがいいんですよ~。しかもこれはバッグレスです。」

私、そのバッグレスをbuglessと思って

「なるほど~、最近日本でもダニが発生しないように

粉塵に熱風をかけるとかいうのがあるもんね~。ふむふむ」

とか思っていたら、どうも様子が違う。

「バッグレスですから、取替え用のを買わなくっていいんですよ」

とお店の人。

それでわかりました。

なーんだbaglessだったのね~。

ようするに、中に粉塵用の袋が入ってないと。

そんなダニが発生しないような掃除機なんか、ないわよね~フィリピンに。

o(〃^▽^〃)o

と一人納得したのでありました。


フィリピン語って、もともと母音が「ア・エ・イ・オ・ウ」の5つどころか

エとイにも区別がなく、オとウも区別がない、

つまり「ア・エ・オ」の3つしか無いんですよ。

もちろんその後スペイン語の影響などで現在は母音が5つになってますが、

そんなこともあって、フィリピン英語も「アとエの中間音」とかあいまい音は

あまり意識して発音されません。

なので、Bug(虫)もBag(袋)も同じ発音になるんですね。

日本語もあいまい母音が無いので、逆に言えば

日本人には聞き取りやすい、あるいは発音があまりアメリカ・イギリス的でなくても

わかってもらえる、という部分はあるのですが。


BugとBagといえば、こんなエピソードがありました。


うちのダンナサマの妹にアメリカ人と結婚している人がいまして、

その夫婦がマニラに来たときのこと。

もうかれこれ15年前の話です。

うちのユウと、私の甥っ子にあたるその夫婦の息子はまだ赤ちゃんだったので

みんなが教会の礼拝に出ている間、私たちは乳児室(ナーサリー)にいたんです。

で、甥っ子は、うちの別の義妹のヤヤさん(子守)が見てました。

甥っ子はまだハイハイの赤ちゃんだったので、

「這い回るからBugって呼んでるんだよ」と義弟。

ハイハイ虫ちゃん、っていうところでしょうか。

礼拝が終わったので、義弟が急いで乳児室に迎えに来まして

ドアをあけるなり

"How is my Bug?"ぼくのハイハイ虫ちゃんは、元気かい?)

って言ったんです。

するとヤヤさんが、

さっとカバンを差し出したんですよ~(^∇^)

もちろん、義弟はそんなことには気づかず、さっさと甥っ子を抱き上げました。

「『バッグ』っていうのは、この子のニックネームなのよ~」

と、こっそりヤヤさんに教えてあげたのでした。


いやぁ、BugとBag、皆さんもフィリピン訪問の際には

混乱しないよう、気をつけてくださいね。

って、しないか、普通。


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