三宅健氏のファンの方には
健ちゃんが毎月第3日曜に
東京新聞で
アートを巡るコラムを書いているのは
よくご存知だと思います。
毎回、素敵ですよね〜。


そして最新の11月は
ポーラ美術館
ロニ・ホーン作「鳥葬(箱根)」

というわけで
私も本物にお目もじすべく
おととい
箱根のポーラ美術館に行ってきました!


いまポーラ美術館は
開館20周年記念の企画展で
好みのピカソの青の時代を
たくさん観ることが出来るので
もともと同じく美術館好きなお友達と
近々行く約束をしていたの。


そんな算段をしていたらこのコラム!
びっくり!&きゃ〜っ爆笑 飛び出すハート
なんてタイムリー!!キューン


いつも箱根は車で
びゅーっと行ってしまうのですが
紅葉も楽しみたかったので
朝早起きをして
箱根登山鉄道とバスの旅。


生憎な小雨が
降ったり止んだりのお天気でしたが
箱根湯本駅から
ポーラ美術館行きのバスに乗車。
(湯本駅改札をでて左手、歩道橋を渡って
3番のりばです)


紅葉は山の谷間がよく見える
進行方向に向かって右側の座席が
オススメ。

箱根湯本駅から約30分。
ポーラ美術館に着きました!




雨がちょうど上がっていたので
先に森の散歩道、「鳥葬」を観に。

森に点在している作品を観ながら
ゆったりお散歩。

そして、、、
見えてきた!!

遠くから観ても
ぼんやりと光っているみたい。


落ち葉を踏みしめて
近寄ってみる。

私が見たこの日の
ロニ・ホーン作
「鳥葬(箱根)」2017-2018年


ガラスの中に
透明な水が揺れているよう。


光の加減で変わるので
観ていて飽きないと言っていた
三宅健氏の気持ち、解る!


落ち葉や冬支度を進める木立の中で
硬質のガラスが調和している不思議。


薄曇りの空に浮かんで
ぼんやりと発光しているような。


傍に寄ると
キラキラ光るガラスの中が
空洞のような錯覚に陥る。


綺麗。
不思議。


雨に濡れた木々が香って
深呼吸すると胸の中が洗われた気がした。
とても気持ちよかった。





どの美術館でも
展示室に傘が持ち込めないのはデフォで
私も折りたたみ傘を
ロッカーに入れて観て回りましたが


このポーラ美術館の目の前のバス停と
美術館の入口に
この貸し傘が置いてあって


野外作品を観られる森の散歩道に
傘を借りてすぐ出られるサービス、、、
というかホスピタリティ。


そこでしか観られない
芸術を観てもらいたいという
気持ちを感じます。




三宅健氏が若かりし頃から
ネィティブアメリカンジュエリーの
ものすごい見識があるのを
何かで読んだことがある。


日本の方でありながら
インディアンネームを授かったという
有名過ぎる高橋吾郎氏の
「goro’s」の


ただお金があれば買えるという
代物ではないジュエリーを
愛してやまない健ちゃんが
ネィティブアメリカンの文化や
ジュエリーの勉強をしている話は
何度も聞いた。


そんな健ちゃんが
「鳥葬」という名の芸術作品に
興味を持つのは
至極納得なお話だと思った。


実際見た森の中の「鳥葬(箱根)」
とても美しかった。


今度は暖かい日差しの中で観たいな。