昨日は午前中
さぼりまくったツケがまわってきまして
レッスン2コマ、3時間コーステニス
蒸し暑くてヘロヘロになりましたが
頑張りました(汗)


夜はレイトショー
遅ればせながらこれを観てきました。



さんざんなレビューは知っていたし
仲良しのブロ友さんも
うーん。。。って唸っていたし
全く期待しないで行きました(苦笑)


役者はいいし
配役もいいし
原作もすごくいいらしいし←読んでない


お金ふんだんに使えるし
番宣もたーくさんで
駄作と言われるのは
脚本?監督?くらいな気持ちで
観ましたが、、、。


みくうの映画レビューには
ネタバレありありなので
それがいやーんな方は
Uターンお願いしますにこっ2






というわけで、、、



えっとですね。
結論からいうと、、、。


あの長編小説を
はしょって二時間にすると
こーなった的残念感。


でもね。
みくうはあの分厚い原作を
読まなかったけど
すごく読みたくなった!
たぶん読む!うん。


もともと夢枕獏さんだから
もっとヒューマニズムに
共感できるシーンが
岡田准一演じる深町と
阿部寛演じる羽生にはあるはずだと。


そんな風に「察して」観れば
それなりに面白いという、、、。


深町(岡田准一)は山岳写真のカメラマン。
目の前で滑落事故が起きても、シャッターを切り続けることを躊躇わない、スクープを狙うドライな人物。


借金をしながらカトマンズでの仕事中に、被写体の死亡事故が起き、その仕事が流れてしまった深町は、腐りながらカトマンズの街中のあるお店で一台のカメラを見つける。


そのカメラは1920年代に、エヴェレストアタックをしたが、その後遭難。帰らぬ人となったマロリーが持っていたものと同じカメラであった。


マロリーが登頂を果たしてから遭難したのであれば、1950年代になってからエヴェレスト初登頂したとされる歴史が覆されるスクープだ。


深町はそのカメラがマロリーのものなら、その中のフィルムにエヴェレスト登頂に関する秘密が写っていると確信し、そのカメラを買うことにする。


カメラを買い、店主にそのカメラをどこで手に入れたか話をしているときに、エヴェレストのシェルパが表れ、そのカメラは盗品だから返さないとエヴェレストの神に祟られると店主に迫る。


居合わせた深町は仕方なくそのカメラをシェルパに渡すが、そのシェルパが連れていた大男が、7年前に遭難して行方不明とされている伝説の天才クライマー羽生だと気づく。


日本に戻り、羽生について調べ出す深町は借金を返すために真面目に働けと言われても、どうしても羽生がカトマンズで何をしようとしているのか、気になって仕方ない。


そんなときに深町は羽生の元恋人岸涼子(尾野真千子)に会う。涼子は羽生の信者であって、一緒に登った時に滑落事故が起き死亡した岸文太郎(風間俊介)の妹で、その事故の時に繋がれたザイルを切って羽生が文太郎を殺したと言われていても、そのあと無名で涼子宛に送られてくるお金が、羽生からのものと解っていた涼子は、羽生を愛するようになっていた。


そんな羽生から青い石のペンダントが送られてきたのを最後に音信不通になっていることを聞き、深町は涼子に羽生は生きていることを告げる。


羽生に会いに行くという涼子。山岳雑誌もマロリーのカメラ、そして伝説のクライマー羽生を追いかければ記事になると深町のカトマンズの行きを認める。


羽生と再会した深町は、羽生が不可能とされているルートでのエヴェレスト登頂を目論んでいると確信し、その姿をカメラに収めることを羽生に懇願し、同行することに。


羽生と深町の行方は?
山とは、エヴェレストとは?
そしてなぜ山に上るのか、、、。


ま、映画を観ただけのあらすじは
こんな感じなのですが、、、。


カトマンズの街並み
人々の生活や
現地の人にまみれている
岡田准一くんは
役者だなぁと思う。


大画面に耐えられる男前は
もちろんだけど
お風呂にも入らず
後ろ姿のつむじの分け目が目立つほど
髪も汚ならしくなっていても
ちゃんと画になる。


光ちゃんのSHOCKを
初めて観た妹が
「ただのアイドルじゃないね」と
言ったけれど
岡田准一もただのアイドルでは
なくなったなぁとしみじみ。


そして尾野真千子の無駄遣いは
本当に残念。


薄っぺらいわー、
映画の中の彼女の役割。


私、実力も味もある女優さんが
生かされてないの
ホントに腹立つタイプなので
そこはかなり減点。


阿部ちゃんは
たぶん羽生像にぴったりかと。
どっちが主演なんじゃ?と思うような
いい役なんだよね苦笑
もちろん快演!


みくうは中学の時に
井上靖の「天平の甍」を読んだ勢いで
同じ時代に書かれた「氷壁」も
読んだのですが


その時の感想は
山屋と呼ばれる
山に取り憑かれた人種は
死ぬことがわかっていても
登らずにはいられない、、、。
一種の精神に異常をきたしてしまった
人たちなのではと、、、。


「氷壁」の登場人物も
恋や山に取り憑かれ
結局山で死んでしまう。
それはある意味自殺なのではと
中2のみくうは思ったのだけど


今回の羽生や深町も
人間の限界を超えたものを
制覇しようとするのは
男ならではの征服欲であって
女には解らないのかなぁと
うっすら思いました。


それにしても
これだけの資本を使ったこの映画
壮大な原作本の販促だとしたら
それは大成功だよ。
みんな原作読みたくなってるもんw