京都に行く前に
午前中は薬師寺さんだったw
朝もはよから
でかけましたよー西ノ京!
お目当てはこれです!
いやー
ほんっとに良い時に
奈良に来れたよー
薬師寺さん創建当時から
唯一現存されている
1300年前のもので
いまその塔すべてが
解体、修復中なのです
完成は2018年…
当分東塔には
お目にかかれないなーと
去年、あおによしの
西塔を見上げながら
思っていたのですが
そんなときだからこその
すごいものを
観ることができました!
東塔のてっぺんに
おごそかに乗っかっている
この相輪と水煙を
目の前で見られるのです!
地上に降ろされたのは
61年ぶり
そしてこのあと
塔の上にふたたび
あげられたら
100年は下ろされることは
ないであろうとのことで
あたしたちの子孫も
そして
ご先祖さまだって
生きている間には
そばで観るなんてこと
できなかったであろう
代物なのですよ!
貴重な機会で
もちろん学術的にも
重大な発見もあったりで
その研究が
行われている
おおきな倉庫を
そのまま解放してくれて
見学させていただけるので
お坊さまは
「冷房もなくて暑くて
急ごしらえで
すみませんなー」と
にこやかに
お話しになっていたけど
いえいえ
見せていただけるだけ
まず目に入ったのが
この「九輪」
思っていたより
とってもとっても大きい!
下から観たときの
バランスを考えて
作られているそうです。
実際の尺は
大きいものだったんですねー!
この写真の一番下に
写っている
お椀をかぶせたようなの
見えますか?
「伏鉢」というものです。
説明をしてくだすった
お坊様のお話によると
これがとっても大事で
屋根が反り返らないように
これでずっしり重りをして
塔を支えているとのこと。
この伏鉢の上にある
「檫管」は
塔の中心に通っている
心柱を包んでいて
この金属の管に
東塔創建の経緯が
書かれてあったので
このお寺のご本尊さまは
薬師如来さまだと
解かったそうです。
天武天皇が
病気の中宮のために
建立を発願したと…
天武天皇って
大化の改新の
中大兄皇子の弟
大海皇子
(おおあまのみこ)さんよね?
あの時代の
トップスターさんよーw
そしてそしてハイライト!
まだお聞きでない方、
そばにいらしてください」と
お坊様がいろんな説明と
お話をしてくださいました。
本当に面白くて
聞いていて
時間が経つのを
音声ガイドであったり
そばに記載があったりを
読むくらいで
歴史はとても奥深く
細かいものなのに
漠然とした説明だけなのが
普通なのに
こうしてここにいらっしゃる
一番詳しく
いろんなことを知っている
お坊様が直接説明して
聞けば応えてくださるのは
本当に貴重な時間でした。
水煙についても
新しくわかったことが
あったとか…
素晴らしいよねー
水煙は塔を
禍から避けるための
炎の火焔文様が
一般的らしいのですが
薬師寺さんの東塔は
飛んでいる雲の中に
笛を奏で、花をまきながら
舞う24人の飛天が
デザインされていて
ところどころ
残っている金箔も
1300年前のものと思うと
感動でした。
東塔は木造で
そのてっぺんに炎は
縁起が悪いとのことで
水煙と言われているそうです。
本当に美しくて
素晴らしいものでした!
見せていただけて
感動しました
塔の中を再現している
仏様たちにも
そばにいるだけで
ヒノキの香りが
本当にものすごくて
これから
この薬師寺さんの
修復のどこかに
展示されていました。
もう二度とそばで
この水煙を観ることは
できないでしょうけど
あたしがこの世を
去った後も
穏やかにそこに
在り続けてほしいと
薬師寺さんについての
法話を楽しく聞いて
本当に有意義な時間を
過ごせました。
そうそう、
特別にこの期間だけの
飛天のご朱印も
奈良の空は
いつも広くて
青くて
穏やかで…
優しく
またおいでって
言ってくれているようでした。
まだまだ
行きたいところが
たくさんある奈良…
大好きです。
名残惜しいけど
また近いうちに…w
さあ、旅も最終地
京都に移動します