年に1度の女子連
シングルストーナメント。
去年、初参戦して
簡単にはいかない厳しさを
思い知ったのに
またまた
なんの練習もしないまま
参戦することになってしまった…
それでも
去年の自分の反省記事を読んで
同じ失敗をしないように…
最低限の準備だけで
臨んだ試合。
ずっと続いていた
体調不良のおかげで
逆にできなくて当たりまえ
焦って詰め込みすぎなかったのが
よかったのか
結果は去年より
ぜんぜん良かったです。
体力や練習量に
自信がない分
オーバーペースにならずに
無理をせず…
そうか
あたし、無理してたんだ
気がついた。
出来もしないことを
無理にしようとして
でもやっぱり
出来ないことは無理で…
今のあたしの精一杯だけで
勝負してなかったんだ。
夏に体調をくずして
身体が不自由だった分
無理ができなかった
この何ヶ月…
でも
そのおかげで
大事なことに
気づけたみたい。
いい意味で
力を抜いて…
それに気づくことができたのは
やっぱりコーチの力も大きい。
前日のHコーチの
いつものプライベートレッスン
Hコーチは女子連は
卒業してしまった
JOPのランキングでも
常に10位には入っている
とってもすんごいお人。
今も全国飛びまわっている
Hコーチの
試合直前の
シングルス講座。
いまのあたしのテニスや
性格をよく知っている
コーチからのアドバイスは
まずラリーを長く
楽しむこと。
ボールが返ってくるのを
当たり前として焦らないこと。
そして
コートを小さく設定して
自分から打ちすぎないこと。
3-3くらいまでは
キープで当たり前と思って
ラリーするのが
楽しいな~って思いながら
やりなさいって言われました。
いままでなら
早くリードして
楽になりたいことばかり思って
焦っていたと思うの。
それが自分自身を
苦しめていたんだって
気づきました。
ラリーが苦痛だった。
早く決めたいっていう
気持ちから
エース級のボールを
送りたくて
送らないとダメだって
無理に打ちにいって
当然失敗して
それがまた
ストレスになって…
悪循環
弱い心が
自分をますます
弱くしていた。
ラリーって
続いても大丈夫なんだって
楽に思って
ちゃんと足を使って
きちんと打点に入ること
ボールを良く見て
ちゃんと返そうって
淡々と続けていたら
相手が焦りだして
くずれてくれた。
あたしよりも
一回り背も高いし
サーブが強烈で
ストロークもいい。
チャンスには
ネットにもでてくる。
そんな相手だったけど
ラリーを第一に思って
続けているうちに
ミスを連発してくれて
いつの間にか
3-3だったスコアーが
8-3になっていました。
緒戦突破!!!
次の試合は
山のトップの
強い人らしいけど
情報に踊らされない
必要以上に恐れないように
その人の試合はあえて見ずに
臨みました。
やれること以上のことは
できないし
なにより楽しんで
自分自身にストレスを
あたえないように
自分自身が対戦して
感じたことを
信じようと思いました。
ゆっくりしたペース
でも打てるボールは
ちゃんと打ってくる。
押し込んだときは
ちゃんとネットについてくる。
そして
殺した短いボレーは
かなり精度が高い。
強い相手だったと思います。
でもミスがないわけじゃない!
8-8…
とったりとられたりしながら
ポイントも競りながら
長い試合になりました。
マッチポイントを
握っていながら
逃してしまい
8ゲームプロセットの
タイブレーク突入。
全然怖さがなく
ここまで競ったのは
初めてでした。
途中で楽しいな~とか
おもっちゃったw
こんな気持ちで
試合できたのは
初めてでした。
もっとやりたいなって
もっと打っていたいなって
これってもしかして
ランナーズハイ?www
なんで今まで
あんなに早く!早く!って
思っていたのか…
速く打って
早く決めたいことばかり
考えていたのか…
あたしサーブの
5-6…
相手のリターン
少し短めのところで
バウンドして
打とうとしたその瞬間
その日一日吹いていた
強い風に
ボールが煽られ
痛恨のフレームショット
大きくアウトして
試合は終わりました。
その日の一番最後の
試合になっていました。
残って観戦してくれて
いた人から拍手が…
同じ会場だった
友達も残って
プレッシャーにならないように
こっそり応援していてくれて
コートから出てきたあたしに
「感動したよー!
いい試合だったねー!!!」って
言ってくれました。
あたし的には
ちっとも
カッコイイショットを
決めたわけでもなかったし
本当にただ楽しく
続けていただけだったから
意外でした。
そのときは
最後には負けちゃったから
ちょっぴり悔しい気持ちと
もうすこし貪欲に
勝ちにいってもよかったのかな
とか思いましたが
きっとこれが
今のあたしの精一杯。
友達は
素晴らしい試合だったと
ちゃんと打っていて
すごかったよーと
とっても褒めてくれたので
自分が思っているより
健闘していたのかなwww
分校のT川コーチに言われた
「相手に合わすことばかり
考えているのが
そもそもおかしいでしょ。
だいたい相手に合わせて
打つ技術なんてあるの?(苦笑)
もっと我を強くしなくちゃ!」
って言われた言葉を
思いつつ
これは絶対
次につながる…
もしかしたら
あたしにはターニングポイントになる
試合だったのかも。
Hコーチにメールで報告。
「一夜漬けの割には
快進撃だったじゃない?w
試合は気持ちの持ち方で
勝負を左右することがあるから
いい試合をしたときの
精神状態を忘れないで
また頑張りましょうね!」と…
本当に自分を解ってくれている
コーチの存在は大きいです。
この気持ちを忘れずに
これからも頑張っていこう。
弱い心が
早く白黒つけたくて
早く勝敗をはっきりさせたくて
結局無理して
焦っていたんだ。
早く決めようなんて
それってぜんぜん
近道じゃなかったんだ。
本当にもう10年も
テニスを続けていて
それでも気づかないことばかり。
いつ気づくか解らない
自分のテニスのあれこれを
これからも
まだまだ探っていく日々が
続いていきます。