いつもお読みいただき
ありがとうございます
わたしを抱きしめる妊活コーチのなつです。
──どうして、未来を生きるはずの命が、こんなにも簡単に奪われてしまったのだろう。
命を願う私たちにとって、それはあまりにも胸が痛む歴史です。
先日は映画 『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』 を観ました。
特攻隊員のお話です。
そして偶然にも、1年前に買ったまま手元に置いてあった本
ひすいこうたろうさんの『明日死ぬかもよ』を開きました。
本の中には、ある特攻隊の員教官の話がありました。
教官は、少年兵たちを送り出し、自分は生き残った。
「生徒たちだけが死に、自分は生きることが正しいのか」と
自問しながらも、奥さんと子どもを守りたい気持ちがあった。
自ら特攻を志願すれば、妻と子供とは永遠のさよならです。
妻は特攻に行くのは大反対で
夫の志願を来る日も来る日も思いとどまらせようとしました。
夫の固い決意を知った妻は
「私たちが居たのでは、後顧の憂いとなり
思う存分の活躍ができないでしょうから
ひと足先に逝って、待っています」と
厳寒の荒川に身を投じた。
そしてついに、特攻志願が受理されるのです。
読みながら、胸が締め付けられました。
そして映画でも、同じように「国のため」という名のもとに
若い命があまりにも簡単に奪われていく現実が描かれていました。
💭なぜ特攻隊なんてあったのか?
特攻隊が生まれた背景は、とても痛ましいものです。
第二次世界大戦末期、日本はすでに戦況が絶望的で
通常攻撃では勝ち目がありませんでした。
燃料も兵器も足りず、若い兵士ばかりが前線に送られ
最後の手段として体当たり攻撃(特攻)が命じられたのです。
さらに当時の教育は、「天皇と国のために命を捧げる」ことを
最高の名誉と教え込んでいました。
その結果、命よりも国家が優先される価値観が社会全体を覆っていました。
本来、命を守るべき立場の国のトップや軍上層部は
安全な場所にいながら命令を下しました。
未来ある若者たちが消耗品のように扱われたのです。
それは、必要だからではなく
降伏を選ばなかった国の行き詰まりが生んだ悲劇でした。
私たちは今、不妊治療という形で命と向き合っています。
新しい命を、この世で誰よりも強く願っている私たち。
だからこそ、未来を生きられなかった若い命の話を聞くと、涙が止まりません。
私たちが願う命は、
数字でも、記録でも、戦略でもない。
ひとつひとつが、かけがえのない「誰かの未来」です。
きっと、今日この映画と本に同じ日に触れたのは偶然ではなく、
「命の価値を忘れないで」というメッセージだったのかもしれません。
そして私は思います。
もし私が命を守る立場にいるのなら——
それは、誰かを犠牲にすることではなく、
「一緒に生き延びる方法」を探すことだと。
その命が生きて笑える未来を、あきらめないことだと。
あなたが今、全力で願っている命も、
そしてあなた自身の命も
どちらもかけがえのない存在です。
どうか、両方を大切に守ってほしい。
それは、新しい命を迎えるための第一歩だと、私は信じています。
💌今、不妊治療をがんばっているあなたへ
あなたが今、どんな気持ちで治療に向き合っているのか——
その葛藤も、期待も、悔しさも、私は想像できます。
結果が見えない中で続けることは、本当に大きな勇気です。
それは、他の誰でもない「あなた」が
命を大切に思うからこそできること。
それは、映画や本の中で描かれた命と同じように、
ひとつひとつがかけがえのない
唯一無二の存在だからです。
どうか忘れないでください。
あなたが大切にしているのは
新しい命だけでなく、
今ここにいるあなた自身の命でもあります。
治療の結果がどうであっても、
今この瞬間、命を守り、願い続けているあなたは、
もうすでに尊く、誇らしい存在です。
心のビタミン
「幸福とは、欲しいものを手に入れることではなく
持っているものに気づくことだ。」
— アラン(哲学者)
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