たまたま渋滞でブレーキは踏んでいる時だったのですが、車が生き物のようにバウンドする今まで感じたことのない激しい揺れで、意味も無く車のドアの内側を押さえてしまいました。
"運転中に地震が来たときはどうするんだっけ、どうするんだっけ"と焦りながらも、エンジンを切り、左側に駐車し、キーは挿したまま揺れがおさまるのを待ちました。
揺れがおさまり、まわりの人たちも車を発進させたので、私も前に続きましたがその後何回も余震でハザードを出し、路肩に寄せるというのを繰り返し繰り返し、家に着きました。
あっくんが怖がってるんじゃないかと思い、車から降りたらそのまま歩いて小学校へ行ってみると、全校生徒が校庭に避難し、保護者へ引き渡し下校になっていました。泣いている女の子もいました。
あっくんのお友達の中には、今、出掛けているママの子もいて、"代わりに私が一緒に帰らせてあげようかな"とも思ったのですが、"預かっているね"という電話をしたくても、全く通じず。余計な混乱を招いては返って危険と思い、話しかけるだけで帰りました。
お友達の中には、気を利かせて何人かまとめて迎えてあげて帰っているママもいましたが、「○○ちゃんは××くんママが連れて帰ったよ」「さっき△△公園にいたよ」等々情報が前後し、なかなか我が子に会えなくて仕舞いには泣き出してしまったママもいました。緊急災害時は、確実に我が子に会えるようにしないとだめですね。お友達ママでも帰らせてしまった学校の対応も甘かったかな、と思います。
その日、パパは出張に出発した日。行き先は津波に心配はない地方だけど、メールでこちらの無事を知らせました。
しばらく、学校のみんなで広い公園で様子を見ていると、聞き覚えのある声が!
なんと、高速道路を運転中に地震にあったパパが、高速が通行止めになったので出張をとりやめて、急遽帰ってきてくれたのです。
何回も電話したけど、全然繫がらなかったよ~。と言っていました。
そのまま公園にいたのですが、突然みぞれ?ひょう?が降ってきて、みんな慌てて帰りました。
食器棚からお皿が落ち、たくさん割れちゃったと言っているママもいましたが、うちは幸い割れたものは無く、本が床に散らばった程度でした。
後から、おぞましい津波の映像を見て、パパが自己判断で帰ってきてくれて本当に良かったと思いました。
ほとんどのおうちのパパは、電車通勤ですから、あの日に、家族全員が集合できた家族は、かなり少なかったと思います。
今回の地震で
・安否確認に、通話やメールは今救助を求める電話をしている人がいるかもしれないので、使ってはいけない。災害ダイヤル171や、携帯の災害掲示板を利用する等、普段から連絡手段をどうするか家族で話し合っておく。
・定期的に携帯の「新着メール問い合わせ」で受信を確認する。(夜になって新着メール問い合わせしたら、学校からのお迎え依頼のメールを始め、たくさんのメールが受信きました)
・学校や幼稚園で引渡し下校・降園になったときは、むやみによその子を預からない。
・車のキーと、家の鍵は別々にしておく。(車にキーを挿しっぱなしで避難しましたが、後から思えば家の鍵も同じキーホルダーにまとめていたので、家の鍵も車に残してしまっていました)
と反省しました。
妹のところは、地震から4日間、電気と水道がとまり、寒さを凌ぐ為に車の中で寝泊りしていたそうです。
今現在、うちの周りではガソリンはもう給油できません。食料品もみんな品切れです。
近所のスーパー
あっくんは、津波の映像を見て「地球が滅亡しちゃうの?」
このスーパーを見て「日本はこれからどうなるの?」
「お正月に初詣で行った時、『今年も良い年になりますように』ってお祈りしたのになぁ。。。」
と言っています。
けれど地震発生以来、うちは電気もガスも水道も一度も止まらず、不自由ない生活を送れています。
私のブログには、北海道や西日本、九州の方も遊びに来てくださいます。
非被災者の方たちが、皆さん口を揃えて「あたたかいごはん・お風呂・お布団がある生活を送ることが申し訳なくて罪悪感でいっぱいになる」とおっしゃっています。
でも、東北以外の日本人が、笑顔を忘れないで、いつもどおりの生活を送って、経済を、笑顔のエネルギーを、止めないで廻し続けて欲しいと思います。
twitterより
物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。
@kiritansu
M9.0 世界最大級となったのか。
じゃ、今後復興のためのエネルギーも愛も、
世界最大級にしなくちゃ。@jyunyaishikawa
国連からのコメント「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」
「自分ができることをしよう」とみんな言ってますが、まずその基本は、映像の影響受けすぎたり被災地の方々に思いを寄せすぎたりして、急性のウツみたいな心のビョーキにならないように、自分をキープすることです。動いて倒れるよりも、動かずに倒れない。これも貢献です。 」
@rkayama
「節電は、勿論です。やれる事は、冷静に考えて、出来る範囲での、募金も、祈りも、哀しみの共有も。でも、僕ら生きていて被害がなかった者は今まで以上に、頑張らないと。彼らが動けない分。経済を、破綻させてはいけない。不謹慎と言う言葉も、誰かの善意を責める事も無意味だ。やれる事をやるぞ。」