変人上司に振り回されてます
(原題:よくおごってくれる不思議な理事)
2022年 (全5話)韓国

超簡単あらすじ

大手芸能事務所に採用されたドンベク。

企画部採用のはずが何故か秘書課に。

理事であるユダムに挨拶に行くと

「恋人にならないか?」と夕食に誘われ

困惑する。

300年待っていたというユダムだが、ドン

ベクにはまったく記憶がない。

ドンベクは記憶がないまでも、毎日、夕食

を共にすることで、次第にユダムに心を

開いていく。

一方、ユダムの事務所に所属するアイドル

デニスは自身の人気が落ちていくことと、

事務所から捨てられる恐怖の中、ドンベク

に心を寄せるように。

ユダムは、デニスの撮影に同行し、無く

していた一部の記憶を思い出す。

300年前、神の子(巫女の子供)であるドン

ベクには名前が無かったが、不憫に思った

ユダムが彼に名前を付けた。ユダムの父は

神の子に関わることを恐れ、ドンベクを

殺してしまう。

記憶を完全に思い出したユダムがドンベク

に打ち明けるが、ドンベクは気にしないと

告げ、順調に交際をしていた。

しかし、精神的に不安定なデニスが限界を

むかえ、事務所に。

デニスが駐車場でユダムと揉み合いになり

振り下ろしたナイフは庇ったドンベクを

刺してしまう。

過去を繰り返したユダムは、自分の記憶や

ドンベクを好きな気持ち全てと引き換えに

ドンベクを助けて欲しいと神に祈ると

死んだはずのドンベクはタイムリープして

入社日の朝に戻っていた。

刺されたはずの傷もなく、不思議に思い

ながら会社に行くと、希望通りの企画部に。

しかし、ユダムの記憶は消えていた。

記憶の無いユダムだったが、ドンベクに

声をかけると「会社以外のどこかで会った

事がないか?」と尋ねる。

嬉しさと寂しさのなか、ドンベクは

「一緒に夕食を食べませんか?」とユダム

を誘うとユダムは快諾した。


主評価★★★☆☆


 感想

ファンタジーでした。

タイトルから、コメディー路線かと思い

きや、やや重めのファンタジー。

ラストはハッピーエンドと捉えて良いのか

見る人による終わり方。

サブキャラ好きな自分としてはデニスが

ちょっと可愛そうな気がします。

短い話数の間に、あらすじとか予告的な

モノが入っているので、本編のみに圧縮

すると、2時間ドラマくらいになるので

は、、、

その短い中に押し込んだわりには、内容

もしっかりしていて、ストーリー展開も

良かったと思います。

残念なのは、予告的な映像が多すぎて

テンポが悪いこと。始まり、とっかかりが

わかりにくいところが残念でした。

それでも面白い作品だったと思います。

ただ、好き嫌いでいうと、あまり好きでは

ないかな。

ファンタジーBL。意外と多くて、記憶に

あるだけでも

『デューあの時の君と僕』

『The Miracle of Teddy Bear』

『Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜』

国内だと

『永遠の昨日』

等があり、その他タイトルが思い出せない

作品もありますが、いずれも、なんだか

スッキリしないラストです。

大筋ハッピーエンドでも、良いエンデング

のハッピーエンドとは言えない作品が多く

気が滅入ります。

この作品も、ユダムが300年想い続けた記

憶を無くしても、心の何処かでドンベクの

事を忘れてないという匂わせで終わります。

結局、タイムリープしたところで、ユダム

の罪が許されたのかは疑問が残るところ。

デニスについても、事務所と決裂した報道

でバッサリでした。

自分的には

後は視聴者のご想像にお任せします的な

終わり方はあまり好きではありません。

キャラの人生を描くなら、製作者として

責任を持って区切りの良いところまで描い

欲しいのが本音。

ただ、短い話数で描くにはこれが限界とい

うことを考えると、仕方ないのかとも

思いますが、、、

完成度は高いものの個人的な好みだけで

勝手な感想を言えば「いまいちかなぁ。」と思う作品です。


キャスト

ドンベク:パク ジョンウ

ユダム:パク ヨンウン

デニス:チャン ユソン