TharnType(全13話)2019年 タイTharnType2 -7Years of Love-
(全13話)2020年 タイ

主評価:★★★★★

 

超簡単 あらすじ

『TharnType』

大学に入学し、寮で同室になったターンとタイプ。

子供の頃のトラウマを抱えるタイプは『ゲイ』を嫌い目の敵にしている。

同室であるターンがゲイだと知り、様々な嫌がらせでターンを追い出そうとする中、タイプはゲイ嫌いが原因で問題を起こす。

四面楚歌の中、ターンに助けられたタイプは借りを作りたくないと一度だけと体の関係に。そこから次第にタイプもターンに惹かれ付き合うことになったのだが、ターンの過去が気になるタイプはターンに思いを寄せるターンの親友であるロンに漬け込まれ、ロンの罠で別れることに。

しかしながら、ロンの正体に気がついたタイプはロンを追い詰め、ターンとの関係を修復したのだった。


『TharnType2 -7Years of Love-』

大学を卒業し、社会人となった二人だか、結婚にこだわるターンとタイプは少しずつすれ違うことに。

更に、研修医として働くタイプは日々、上司からの嫌がらせを受けており、体力も気力も憔悴していた。

忙しい日々の中、バスケットボールで足を傷めた学生フィアットが病院に運ばれてきた。

フィアットはタイプに片思いをし、アタックし始める。フィアットを避けるタイプだが、怪我のこともあり、切り捨てることの出来ない。

既にギリギリの状態のタイプだったが、上司にターンとキスしている所を発見されターンを悪く言われたことで限界になったタイプは上司を殴り病院を辞めることに。

そこに、追い打ちをかけるように、フィアットがタイプに無理やりキスをしたところをターンに見られたことで、最悪の状態に。

タイプはフィアットを想うレオを巻き込みフィアットにレオの存在を気付かせ、タイプは実家へ。喪失感に悩まされるターンは両親の説得や、フィアットからの謝罪もありタイプを迎えに。

ターンからのプロポーズを受けたタイプは、両親に孫の顔を見せられないからと、出家。1ヶ月後、還俗してターンとタイプは無事に結婚する。



感想 

タイBLドラマの金字塔です。

好きな人はまず、見てない方は居ないくらい王道の作品かと。


前後通して、キャラの設定、性格が全くブレないところがこのドラマの最大の魅力だと感じます。

作品の流れの中で、ターンもタイプも行動や、やる事に何一つ違和感無く、作品に没頭して見れた良作です。

BLドラマを見ていると、しばしば『嫁』役の方がちょい、ホゲてくる作品もあって萎えるのですが、この作品に至っては、二人ともがしっかり『自分』を持ってて、依存しすぎない関係もよかったと思います。

良い方向に転がっても、悪い方向に転がっても「この性格なら、そりゃそうなるわな。」と思います。


前編はターンとタイプ以外のキャラには手出しせずに、しっかり二人を描いていて、見ごたえがあります。

また、ベットシーンはないものの、匂わせのエロさがヤバいです。

はじめのシャワー室のシーンは絶品です。

ターン役のガルフくんの上手さもあるかと思いますが、あの撮り方した監督さんの力量も凄いです。

そういうシーン、普通撮りたくなるところをあれにとどめたあたり、逆にエロさを感じます。

全編にわたり、エロいシーン少ないのに、なんかエロいです。

後半のタイプがバーで酔いつぶれてフィアットに抱きつくシーンも最高でした。

それぞれの想いがアツイシーンで、レオのなんとも言えない感情も出ていて好きなシーンの一つです。

ターンとタイプのシーンは言うまでもありません。


後半では

『レオ×フィアット』『クンポン×チャンプ』

のカップリングも良かったかも。

特にチャンプは前半、いい味出しながらの大食いキャラ止まりだったので、わりと重要なサブキャラだったのは嬉しい限り。


見どころはフィアットを罠にハメるあたりかと。前半のロンの時よりエグい。

タイプらしいとつくづく納得のエピソード。

学生から大人になっても、タイプらしさ全開でした。

特筆は後半最後の出家です。

出家するという発想は「タイだなぁ」という感じです。

ドラマを見ていて、こういう「ならではの文化」に触れられるのも海外ドラマの魅力かも。


総評としては文句なしの★5。

当時、爆発的に人気があったドラマなだけにやっぱり面白いです。

音楽の使い方も完璧だと思います。

結果全26話なんですが、最後までもたつくこと無く見れました。


内容は関係無いのですが。

ドラマ見ながらつくづく思ったのは

ターンは良いとして、タイプみたいな男。

絶対無理やわぁ。

ドラマだからですよ。いいなぁ~と思えるのは。リアルだったらキツいだろうなぁ。

やっぱり、タイプの相手はターンしかいないじゃんって、そこも納得の作品でした。




追記

ティン、でてましたね。

関連作品として『ラブ・バイ・チャンス』と同じ学校の設定って所がちょっとアツイ。

ティンとキャンは是非うまく行って欲しい所だったのですが、本編ではキャンがいまいち踏み切れずに終ってしまいました。

『ラブ・バイ・チャンス』も久しぶりに見ようかな。

作品としては『ラブ・バイ・チャンス』の方が古いのですが、時系列的には『ターンタイプ』の方が『ラブ・バイ・チャンス』より前という設定のようです。

ちなみに、『ラブ・バイ・チャンス2』は

また、別物かと。

あくまでも『ラブ・バイ・チャンス』の

世界線でティンとキャン、是非結ばれますようにと願うばかりです。


追記 2

タイプのお父さん役のタナヨン・ウォンタラクンさん。

結構イケオジで、お気に入りです。

『THE MIRACLE OF Teddy bear』では、警察官役、ソーンの良いお父さん役で出てました。日本映画では、映画版『ルパン三世』に出てましたね。

中ボスクラスの役柄なので、覚えてる人も居るかと思いますが、ロイヤル役。敵キャラですが、カッコよいです。あっさり次元にやられましたが。

ずいぶんイメージ違いますが、僕のお気に入りの俳優さんです。

日本ではなかなか見れないのが残念です。



キャスト
タイプ:
カナウット・トライピパタナポン(ガルフ)ターン:
スパシット・ジョンチーウィーワット(ミュー) 
テクノー(ノー):
スッティナット・ウントラクーン (マイルド)ロン:
キッティパット・ケーオチャルーン(カーオナー) 
チャンプ:
ナパット・シーナークルアン(ボート) 
フィアット:
チャローンラット・ノープサムローン (ファースト) 
レオ:
パチャラ・スアンシー (ジャー) 
クンポン:
ポート・ブラユーンヴィワット(ジャム)