先天性心疾患コミュニティ「 ココの輪 」
公式ブログです 🌱
こんにちは ☀︎
ひめかです｡
0期メンバーズとしてのブログも
残り2本､ということで
今回は「 手術跡 」について
高校生くらいの時に書いていたブログを
こちらでも載せたいと思います ✎
題して
「 手術跡は､ 助けられた証 」
私のように ､ 普段の生活が
他の人とあまり変わらないタイプは
パッと見 ､ 特に疾患がありそうには
見られないことが多いです ｡
( なので 電車の優先席に座ると
稀に冷たい視線を浴びることもあります )
でも ､ 手術の跡は
見た目の中で唯一
私に疾患があることが分かる跡 ｡
だから ､
小さい頃の私のように
特別扱いされたくない
病気だと思われたくない
と ､ 傷跡を隠して過ごす人も
少なくないと思います ｡
私は ､ ハンデを
私の強み であり
弱み でもあると思っています ｡
弱みは
見せなければいけないもの
ではありません ｡
隠すこと
逃げることも
立派な選択の一つ
正解の一つだと私は思います ｡
けれど ､
それと同じくらい
弱みを見せることも
素敵な選択の一つだと思います ｡
人の体には ､
あまり他人に軽率に見せるべきではない
部分もあります ｡
けれど ､ 手術跡や傷跡は ､
人に見せてはいけない部分ではない
と思っています ｡
好きな服が着れない ､
見た目が良くない ､ と
傷跡をコンプレックスに感じることは
実際に私にもありました ｡
けれど ､ その傷跡は
辛い入院や大きな手術を乗り越えた
あなたにしかない
強さと頑張りの証 ｡
そして ､ 何よりも ､
あなたの命が
たくさんの人の知識や努力 ､ 暖かさに
助けられ ､ 支えられた証 ｡
服装を工夫して隠すのも
美容整形をして跡をなくすのも
大事な人にだけ見せるのも
全く隠さず過ごすのも
どの選択も ､
正解だと思います ｡
けれど ､
どんな方法を選んでも
誰に何を言われても
傷跡は ､
恥ずかしいものなんかでは
絶対にありません ｡
あなたの命を
たくさんの人が繋いでくれた跡 ｡
私には
胸のところの他に
左手の肘の裏にも
手術で縫った跡があり
( たぶん1歳か3歳の時の
輸血の跡かな… ? )
普段はあまり目につかないのですが
たまたま見つめていたら
手術風景が目に浮かんだ気がして
過去を見てみたくなりました ｡
私の過去には
私の命を助けるために
知識や技術 ､ 時間を使ってくれた方々が
たくさんいる ｡
今の私も ､
過去の私も ､
恵まれています ｡
手術跡のことを
勲章 ‼︎ とよく言われるのだけど
自分の中に生まれたこの考え方が
私は すとんと腑に落ちた ｡
「 傷 」というと
良いイメージがないのかもしれない
けれど「 傷 」は
過去と今を繋ぐ標です ✎
太古 ､ 人類の文化は
石や土に
文字 という傷をつけるところから
始まったんだよ ☽
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投稿 : ひめか