何が言いたいのか分からないけれど、思うこと | 子育て真っ只中にステージIVbのスキルス胃がん、癌性腹膜炎!coconmiのブログ

子育て真っ只中にステージIVbのスキルス胃がん、癌性腹膜炎!coconmiのブログ

36歳。2015年11月に、ステージIVbのスキルス胃がん、癌性腹膜炎と診断を受けました。手術は出来ず、現在休職し化学療法中です。下の娘はまだ6歳!夫と子供達と離れたくないし、心配!頑張らねば!


私は小さな頃から食べる事が大好きでした。
大人になってからも、仕事の後に食べる事とお酒を飲む事が何よりの楽しみでした。

そんな私が胃がんになりました。

以前のように、たくさん食べたり、飲んだり出来ない。食べると胃痛や嘔吐する事も。
夫が私を思いやっての食事療法で、食べたい物が食べられず、ストレスを感じた事もありました。

今は、以前のように食べられなくても、食べたいものを作り食べる事が幸せです。
出来ればお酒も飲みたいなと思いますが。。最近は、ごくたまに夫の梅酒を一口もらう程度です。

私は看護師ですが、以前は医療とは全く関係のない仕事をしていました。看護師になりたいという夢があった訳でもありません。

20代の時に、父が大腸がんと診断されました。父が日に日に弱り、食事をほとんど摂れなくなった時に一言「スイカが食べたいなあ」と。11月で、スイカが簡単に手に入る季節ではありませんでした。
母がやっと見つけて買ってきたスイカを、一口だけ食べられました。
その数週間後に父が亡くなりました。その時、もっと何か出来る事があったのではないかと。。
それがきっかけで、衝動的に看護学校を受験、看護学生になりました。

子育てしながら看護学生となり、やはりやめておけば良かったかな。。と思う事もありましたが、結局3年間通い看護師になったのは、娘の食物アレルギーが出た事と、実習で出会った患者さんのおかげでした。
娘は卵、乳、小麦のアレルギーで、一時期完全除去していました。米粉などで工夫して、おやつを保育園に持参する日々。この頃、食べる事について色々考えさせられました。また、看護学実習で出会った患者さんにも、食べる事とは、食への欲求とは、色々考えるきっかけをもらいました。

看護師になり、ある日看護師長から、摂食機能療法について研究するようにと。摂食機能療法とは、とても簡単に言うと、食べる機能を回復させるためのリハビリです。
最初は面倒だなと思いました。

でも。。。摂食機能療法を通して患者さんと関わり。。
ほとんど食べられないけれど、お楽しみ食で、家族が持参のちょっとしたものを一口食べて「おいしい」と言った方。経口での食事摂取が出来ず、胃ろう(胃に直接チューブを用いて注入する食事)だったけれど、徐々に嚥下機能が回復し、経口で食べられるようになった方。
気がついたら、この仕事をして、患者さんの食に関わる事に一生懸命になっていました。
人間てすごい。食べたい気持ち、食べられる事ってとても大切。

何が書きたいのか分かりませんが、食べたい気持ちは大切にしたいなと思うのです。